青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

時効

2014年01月09日 | ジャズだ。ビッグバンドだ
本日より東京横浜出張。
朝早い新幹線で出掛けてまいります。


従ってそろそろ1ヶ月も経った事ですので
あの日の?!ネガティブ記事を時効で公開。


まだまだ未熟な私を露呈します。





昨年最後の本番JOBライブ。

リハーサルに出向くと突然リーダーから
急遽アンコールを追加するとの指示。
情けないかなここで自己コントロールを失う。
極めて言い訳だがその日の全てはここであった。



ところで

昨年11月末レアサウンズのコンサート、
実はアンコールのその又アンコールの一曲、
我々のテーマソングのような曲を
ゲスト、ダン・フォネロ氏はほぼ吹かなかった。

これにはこういういきさつが有った。

アンコールの一曲目の曲は彼がアンコールにと
演奏位置まで指定をしてきた曲であった。
それほどに彼はエネルギーをそこ一点に注ぐ。
正に録音を聴き返すにそのパフォーマンスはすごい。

彼はそこで完全燃焼をするので、
アンコール二曲目である我々テーマのような曲を
たかがミドルトーンのアドリブであっても、
それは回避させてもらいたいと申し出されたからだ。

今までのゲストはこんな事は一切無く、
最後の最後までお付き合いいただいたのだが、
今回それが無かったのは、彼の曲にかける
生半可では無い思いがそこに有ったと察した。



こんな事をくどくど書いては、暮れJOBの
ライブに来て頂いた方には本当に申し訳が無いし、
ダンと自分を比較するなどとてもおこがましいが・・

・・・・・・・・

私もそれなりに準備を整えていただけに、
この一曲追加は、私にとっては痛恨の指示。
完全に弱い自分を露呈する羽目となると同時に、
ダンがあの日自分でイメージしたそれが、
なんとなく偉そうに分かったような気がしたのだ。





そんなライブ、
おかげさまでほぼ満席の状態で始まった。


最後の最後に気重な楽曲が、
それも殆ど練習していないのが加わる事が
こんなに影響するとは本当に情けない。

四曲目辺りから、どうも音鳴りが鈍い。
そう、音に自信が感じられないのである。
地味にしんどいボーカル明けの二曲で完全にやられ、
一部ラストの大曲で完全に勢いを失う。

折角ご来場頂いた方にこのような態度は、
本当に申し訳ないとは思いつつ完全に冷静さを失い、
思い返せばこの時のレアのコンサートにも似る
精神状態で休憩に突入してしまった。


あの時はf-d君がビールでも飲めと、
私の目の前に缶ビールを突きつけてくださり、
それで何とか精神状態を整えた記憶がよみがえる!
丁度この日もf-dくんが来場くださっていたので、
その時を思い出し、ノンアルコールビールで
落ち着きを取り戻そうと何とか努力。



二部開幕。

バディーリッチの大曲が連なる二部。
今回の選曲がしんどい事を一番理解してくれた
トロンボーンのドナルドギブソン氏に、
頑張ろう!と目配せを頂いた事は本当に有り難い。

いつも彼は管楽器の精神的な負担を柔らげてくれる。



つい先日、ある若いリードラッパの人に、
音が出なくなっても出ると信念を持って吹けば、
そのうち復活してくるものだ!などと偉そうに
話していた事を思い出し自分に暗示をかける。


しかし、

思うように波に乗れていない自分がもどかしい。

2番ラッパで、ここにコメントを頂く2番さんに
突然無理振りをして迷惑をかけながら進む。
この辺は皆リードが吹ける面子なので有り難い。

しかし、暗示が効いてきたのであろうか、
2部のボーカル辺りで復活しているように感じる。
なんとなく開き直りのような。。。

しかしプログラム上のラスト前の曲で、
痛恨の音ミスをやらかしてしまうが、
他のラッパ君がこぼれ球を拾うかの様に助けて下さる。
この辺り二度と録音を聞きたくないシーンかも。

そしてプログラム上の最後の超大曲。
あえて言えばこの曲だけかほぼ思い通り吹けた様な。。
終わりよければ・・・といきたいのだが、
当初から決まっていたアンコールもしんどい。
結局なんかとか出ているかな?程度の雑な音が続き、
超問題の追加のアンコール。

ここでもドンルドギブソン氏の暖かな思いやりが
私を辛うじて救ってくれた事となった。
一部彼がソロを負担してくださっのであった。


ここまで言い訳を並べ立てた記事は少ない。

終演後多くの方々に、良く鳴っていた賛辞を頂いたが、
誠に残念ながら本位ではない私がそこにいた。
それでも握手を求めてくださる方までいて、
そんな気持ちではいけないと最後にやっと冷静になる始末。


ここにコメント頂けるドアかわさんや、
でびるコンマス、f-d君等の私のお客様や、
その他折角ご来場頂いた多くの方々には、
本当にこんな気持ちで吹いていたとは失礼極まりないが、
次への大きな課題が残ったという事を残し記したく、
ネガティブ記事を公開する事をどうかお許しください。


一つだけ、やはりリードラッパと言う責任において、
コンサートを成功させるための言うべき意見は、
しっかり伝えないといけないという事も学びました。



ともあれ、


あの日ご来場頂きました皆さんに心からお礼申し上げます。
本当に有難うございました!!
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« WM | トップ | 銀座 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
反省 (2番)
2014-01-10 08:20:04
そこまで追い込まれた状況だったんですね。
確かにアンコールの追加、しかもリードのハイノートソロ付き、当然と言えば当然です。
今更ですがあの時、あの曲はたまに聴いており吹いてみたいと思っていた曲だったので、あおやきさんが頭を抱えているとき、「私に吹かせて下さい」と喉まで出かかってました。
ただ吹く自信は全くありませんでした。
結果、不本意だったかもしれませんが、あおやきさんが吹いて、当然ですが正解でした。

ビッグバンドと言う冊子に、エリックが記事を書いているのですが、ファーガソンバンドはツアー前にリハを行い、曲を決め、決めた曲はツアー中絶対変えなかったらしいです。それだけファーガソンのパートがきつく、リハでペース配分を決めていたとのことです。当時の他の人気バンドは十八番を中心に毎日変えていたみたいですが。
それを考えると、ダンの言ってることもわかりますが、ゲストプレーヤーなので、臨機応変に対応出来るようなペース配分をして欲しいとも思います。
今年もがんばりましょう!
長文失礼しました。
返信する
この・・・ (ドアかわ)
2014-01-10 13:02:50
記事だったんですねっ(笑)
そーゆーコトやったんですね。合点がいきました。
私は、あおやきさんのようにビッグバンドのプレイヤーでも、音楽に精通してる者でもない、ただ音楽が好きなフツーのおばちゃんですが、おっしゃってること、わかります。(すいません、なんかエラそうに・・・) 突発的な事態が起きても精神を保つってほんとに難しいと思います。不本意なステージではあったかもしれませんが、これが次の素晴らしいステージに繋がるなら、起こるべくして起きた事態であったのかもしれない・・・・・と思った私です。(なんかエラそうな事書いてしまいました。ホント、すみません・・・)
返信する
2番さん (あおやき)
2014-01-10 20:47:00
ナント!!



言ってくだされば!!
私はあんなに惑わなくても。。。

今度からは言ってくださいねえ!
何一つあのバンドで遠慮は要りませんから!!
返信する
ドアかわさん (あおやき)
2014-01-10 20:50:32
その節は大変失礼いたしました。

この文面当日の夜書きましてね、
あの日やよっぽど自分でも悔しかったんだと思います。

だからドアかわさんのよこっちょで、
ノーアルコールビールがぶ飲みしてました。。

この文面に懲りず、またよろしくお願いします!
返信する