マイショール

先々週、ジャイアン君から借りたＣＤ、
先週返しそびれて、焼酎を飲みながら
改めて聴きなおし、今、ご機嫌なる私。

ＣＤのタイトルは、高橋達也氏追悼記念、
「スゥィング・オン・スゥィング」
東京ユニオンというあまりにも有名な
高橋達也氏が率いたビッグバンドの演奏。
我々が大好きなそのビッグバンドの昔が
ぎっしりとメドレーで詰まっている。

一時期(三十年も前か)流行った
フックト・オン・クラシックシリーズの
ジャズ版といった感じか。
玉手箱のように色々な曲が出てきて楽しい。

その中のダンスミュージックメドレーの一曲
「マイショール」と言う曲の話。

実はレアサウンズには、実に沢山の
今では殆ど、いや、全く演奏しなくなった
ダンスミュージックの譜面があるが、
その中にもあったこの曲だが・・・
・・・私・・実はこの曲が大嫌いだった。

妙なリズムとそれに乗っかるメロディー、
何が楽しくてこの曲をやるのかと
若い頃は完全に「？！」であった。

今思うと、二十代そこそこの創設者達は
こんな(失礼)曲をかき集めていたのかと
随分前、妙に感心した覚えがあるのだが・・・

ところが今それらを聴くと実に素晴らしい！
私の耳が大人になった証拠なのか、
当時の私が若すぎたのか良く解らないが、
いずれにせよ、この曲の良さが分かった
月曜日の夜更けなのである。

いずれにせよこのＣＤ、
ビッグバンドの吹き方の見本のような
いわゆる教則音源のようなる完璧な演奏。
ビッグバンド愛好家には、是非ともお勧めの一枚！

・・・と言いつつわたしゃ借り物で申し訳なし。。