あざやかな場面

私が中高校生の時、岩崎宏美さんの大ファンだった。
高校生のときにジャズを知ったのだが、
この岩崎宏美さんの曲だけは、ジャズとは別格で
好みの曲として、事あるごとに聞いていた思い出。
「意外」とお思いの方もおられようが、
今では考え及ばない、普通のそんな少年だったのよ。

その岩崎宏美さんの１３枚目のシングルだそうだが
この「あざやかな場面」と言う曲がとても心に残る
素晴らしい曲だと思うのだ。今でも。
今はこのyoutubeで聴くことができる良き時代だが、
何と言ってもこの人の透き通る歌声は素晴らしい。
汚らしい？レアサウンズのアンサンブルとはえらい違い！

この人の曲は、当時ことごとく聴いた。そして、
恥ずかしながら！？先日ベストセレクションとした
２枚組のＣＤを買ったほどなのです。

ところで、このyoutubeにある「夜のヒットスタジオ」
ビッグバンドが後ろに座り、「歌謡曲」を支える
我々にとって、実に良き憧れの時代。
そのＣＤも、管楽器の生音が実に多く織り交ざり、
私が夢中になったのは、確かに彼女の歌声だが、
バックバンドの生音にも少なからず興味を持ったものだ。

彼女のヒット曲の一つに
「想い出の樹の下で」と言う曲があるが、
曲間で奏でられるトランペットソロに、当時胸躍らせた。
今、カーステレオで再現できる事が嬉しい。
ジャズのそれとは違って、リラックスして聴けるのだ。

今のＪポップがどうのと言う訳ではないが、
今でもこうして新鮮に聴く事が出来る当時の歌謡曲。
正に私にとって青春時代の「あざやかな場面」なのだ。