あおぞらブログ

発達障害やグレーゾーンなど、ちょっと個性の強いお子さんのパパママを応援する「パパママサポート あおぞら」です。

悲しい事件

2012-09-05 14:09:06 | スタッフのひとりごと
■顔にゴミ袋の5歳児死亡、母を殺人容疑切り替え
(読売新聞 - 09月05日 10:25)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2143624&media_id=20


以前の私なら

こんな母親ありえない、
いや母親なんて呼べない、
母になるべき人間じゃない、
いや人間でもない、



思ったに違いない。


でも複雑です。


ほかにも子どもがいて
この子だけに虐待があった、ということを思うと
もしかしてこの子に
何らかの育てにくさがあったのでは…と
余計なことを思ってしまう。


片付けない、
手足を縛る、
袋をかぶせる・・・


かなりな多動があったんではなかろうか・・・



なんて。



長男が5歳の頃も
本当に大変だった。



片付けなんて
まともにしたことない。

逆に
人が片付けたものを
壊したり散らかしたりして喜んでた。



保育園や児童館では
誰かが積み上げた積木や
せっせと並べたドミノを
何の躊躇もなく突っ込んで壊す。

それはそれは楽しい遊びとして。





どこへ連れていっても
いなくなる、
だけじゃない。
探して見つけた時には、
知らない誰かに絡んでる=邪魔してる。


ある時は
知らない親子がサッカーで遊んでたであろうところへ
さくっと入り込んで
お父さんとボールを横取り。

そのお父さんがいくら
自分の息子にボールを回そうとしても
走って取りに行く。
足、速かったし

それが
明らかに相手は迷惑顔なのに
本人はめっちゃ楽しそう

飛んでいって謝らなきゃ、
と思っても
あまりに恥ずかしくて申し訳なくて
なかなか一歩踏み出せなかった。

うちの子、と言いたくなかった。



そんなことが
いつものこと。


謝るのが日常。


探し回って
追いかけて
謝って
叱って
こっちは凹むことばっかりなのに、
本人はへらへら笑うだけ。


だから
叩く。

だって
むかつく。

私だって
母親だって
人間だもの。

一生懸命になればなるほど
腹が立つ。





小学校に入ってからも。



3年生だったかな。

地区運動会からの帰り。
町内の女の子が私に言いつけにきた。

「背中を蹴られた」

背中にくっきり靴跡。


長男を呼んでも

「うるっせーお前(その女の子のこと)が嫌いなんだよ~

と大声で言い放ち
ははは~~~と大笑いしながら走って逃げ帰った。


その顔つき、態度は
今思い出しても
耳まで熱くなるほど怒れる。


私は役員だったので
片付けを終えて
家に帰ったら
シャワーしてた。


なぜ蹴る?
なぜ謝らない?
と話しかけると
今度は

「オレやってないよ」

と。



キレました。



風呂場からひきずり出して
馬乗りになって
往復ビンタ。



やればやるほどおさまらない。


恐ろしいな、私。



その時の長男の反応、
覚えてないもんね。

泣いてたっけ。
謝ったっけ。


自分の感情しか覚えてない。





人間もしょせん
獣なんですよ。
神にはなれない。





話がそれちゃった。






この事件、
セレブっていうことで
マスコミが面白おかしく書いてる。


セレブだったら
虐待はしないの?

セレブだったら
腹が立たないの?


セレブだからこそ
誰にも相談できなかったのかもしれない。








こんな悲劇を
防ぎたい。




だから
育自こみゅにてぃあおぞらを
やっています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿