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ステップ・イントゥ・リキッドを観てきました

2004年09月11日 | 映画館での映画
終わらない夏がふたたび!

雨の渋谷で、「ステップ・イントゥ・リキッド」を観てきました。
ここ2作ドキュメンダリー系映画が続いてます。そろそろ娯楽映画が観たい(笑)
これは、サーファー・ドミュメンタリー映画の名作「エンドレスサマー」を
撮ったブルース・ブラウン監督の息子ディナ・ブラウンが撮ったということで、
「エンドレスサマー3」という感じでしょうか。世界中のとにかくサーフィン
大好きという人がいっぱい出ていて、作品全体にサーフィンへの愛を感じました。

出てくるポイントもハワイ・オアフ島ノースショアやジョーズで有名なマウイ島
カリフォルニアのマリブなど有名なポイントだけでなく、北アイルランドや
ベトナム、イースター島、コスタリカ、タヒチ、さらにウィスコンシン、テキサス
など、海ないじゃーんというようなとこでもサーフィンをしている若者の情熱が
ひしひしと伝わってくる作品だった。ビックウェーブやチューブに挑む映像が多い
のですが、それだけでなく、子供たちが、小さな波に乗って楽しんでる映像や、
28年間毎日波に乗り続けている男性の映像、ベトナムで波のない海をあきらめて
砂丘でサンドサーフィンする人など、男女問わず、とにかく波乗り万歳!映画です

けっして上手というわけではないですが、ギネス記録10407日間、雨の日も
体調が悪い日も結婚もせずに毎日3本は波の乗るという男性のインタビュー、
良かったです。

フォイルボード。。。これ初めて見ました。ボードの下にフィンではなくヨット
みたいなキールがついているもので、海面から70cmちかく浮いた状態で波乗り
を楽しむというもので、なんか不思議な映像だった。ちょっと面白そう。

海から遠く離れたウィスコンシンのミシガン湖。普段は波などないのですが
低気圧が通過する時にできる小さな波に乗ろうとするサーファー。波乗り好き
のすごい執念です。

同じく海から離れているテキサスの水路。水路といっても幅24kmの運河と
いってもいいくらいの大きさの水路で、巨大タンカー通過する時につくる
引き波でサーフィンする人。4~5kmずっと波に乗り続けて、足が疲れる
なんて普通の海のサーフィンではありえないことですよね。

監督の父の作品「エンドレスサマー」と違う点は、特定の誰かを追って、
そのサーフィン好きさをドキュメントしていくというのではなくて、世界中の
ありとあらゆる場所やスタイルのサーファーを撮って、”サーフィン”という
文化・生活信条をドキュメントしている点ですね。見終わったら海に行って
波に乗りたくなる映画でした。

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