あぽまに@らんだむ

日記とか感想とか二次創作とか。

サークル・オブ・マジック

2016年12月30日 | 漫画・本について







サークルオブマジック



魔法使いランドルの成長の物語。
従兄弟の騎士ウォルター、吟遊詩人の少女リース。
若い三人が王を亡くし荒れたブレスランドに平和を取り戻すべく尽力していく少年達の冒険小説です。
4巻あります。



第一巻「魔法の学校」
ランドル少年は12歳。
おじの城で4歳年上の従兄ウォルターと勇敢な騎士への修行を積んでいた。
ある日、二人が剣の稽古をしていると、魔法使いのマードックが城の門を叩く。
ランドルはたちまちマードックの魔法に魅せられ、魔法使いになろうと決心する。
故郷から遠く離れた魔法学校「スコラ・ソーサリエ」に入学したランドル。
そこで学ぶ「サークル・オブ・マジック」とは?
そして彼の前には意外な敵が次々と立ちはだかるのだった…。



第二巻「邪悪の彫像」/「王様の劇場」
時は中世。
騎士道華やかなりし頃、騎士への道を捨て立派な魔法使いとなることをめざした主人公・ランドル少年に新たな冒険が。
邪悪な魔法のかかった老婆の彫像をめぐり火花が散らされる魔法使いどうしの二転三転の闘い。
ランドルは親友や意外な人物の力を借りて果敢に立ち向かう…。
最終巻へのプロローグとも言うべき波乱万丈の第2巻、遂に登場です!



第三巻「ブレスランドの平和」
真の魔法使いとなるため、諸国を旅しながら修業を重ねてきた主人公ランドルは、従兄の騎士ウォルターとともに故国の土を踏む。
しかし彼らが生まれ育ったブレスランドは、国王の座を狙う悪の領主の下で、荒廃を極めていた。
正当な後継者であるプリンセス・ディアマンテを妖精の国から連れ出したランドルは、悪の領主に仕える邪悪な魔法使いバーナートに闘いを挑む。
果たしてブレスランドに平和は訪れるのか…?



第四巻「魔法学校再訪」/「氷の国の宮殿」
ランドルたちの活躍で平和が戻ったブレスランドだったが、またしても邪悪な魔法の気配が漂う。
秘密はどうもランドルが魔法を学んだターンズバーグの学校に!
久しぶりに母校を訪れたランドルを待っていたものは!?(公式サイトから抜粋)



wikipediaにはないので、発行している小学館のHPに詳細が掲載されています。
興味がある方、ハリポタロスしている方(ファンタビやってるから大丈夫かしら)は是非。

https://www.shogakukan.co.jp/books/09290341

『サークル・オブ・マジック』は『ハリー・ポッター』『ダレン・シャン』より以前の1990年に発表された作品。
主人公が魔法の学校に入学し、困難を乗り越えながら魔法使いとしての修行を積み、故国を救うに至るまでのビルトゥングス・ロマン(成長物語)です。
本作品に触れた人は必ず、そのスピーディーで意外なストーリー展開に知らず知らずのうちに引き込まれること間違いないです。
大人から子供まで、読み出したら止まらない内容です。
そして少年2人に男装の少女1人の3人組み。『ハリー・ポッター』の三人組と被りますね。
魔法学校(入るのはランドルだけですが)が最初の舞台です。
魔法学校と言えばホグワーツですが、何だかハリポタが真似みたいでしょう?
ランドルはハリー程捻くれてはいません。
元々騎士として修行していたせいでしょうか、基本体育会系です。
でも最初は魔法の才能が無いのかと悩み、懸命に努力する姿はじんとしてしまいます。
過酷な状況を懸命な判断と仲間の助けで切り抜けていくランドルの物語は必読です。



またランドルが憧れ、魔法使いになろうと思ったきっかけの魔法使いマードック。
イメージ的に指輪のアラゴルンなんですが、実際は髪の毛もヒゲも短く、もっと清潔感のある(酷い)魔法使いのようです。
彼がまた萌える…。その所為で読書が進む進む(笑)
ランドルが魔法学校で急激に成長する上で重要な魔法使いがいるんですが、彼とマードックの関係も邪推したくなる感じです。
魔法学校の先生も数人居て、皆個性的で凄く頼りになります。



ランドルと運命を共にする従兄弟で騎士のウォルター、男装の吟遊詩人である歌い手リースとの友情も微笑ましくて好きです。
ウォルターが金髪の美青年を妄想して萌えます…。いい子なんです。ロンとは違うタイプです。
ランドル×ウォルターな感じでいいですよ。ウォルターとリースがカップルにはなりません。
リースとは飽くまでも友達で恋愛関係になっていないのが、またいいです。



物語は全4巻で続刊は今の処無いようですが、出るといいですね。
途中で本が置けずに「あっ」と言う間に読んでしまいたくなる本です。
是非読んでみてください。



今は「ライオンボーイ」という本を読んでいます。
ずっと読みたくて読めてなかった本なので気合入れて読み始めました。
確かに、面白いので、スピルバーグ映画化権利獲得するないう世界観と物語です。
全三巻で完結しているようです。2003年に映画化権利の話が持ち上がったようなんですが、あれから音沙汰なしなんです。
駄目なのかなぁやはり主人公のチャーリーがアフリカ人と英国人のハーフという事が何か問題でもあるんでしょうかね…。
ライラの方が先に映画化してしまいました。ライラも読みたいですが、いつも貸し出し中。
今の処、ライオンボーイは2巻目に突入中。ネコ語が話せるチャーリーが羨ましいです。
ライオンと話せるなら私もネコアレルギー克服します。取り敢えずイヌ語が話せたら嬉しいです。








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2016.12.30 追記。

10年近く経過してますが、やはり調べても「ライオンボーイ」の映画化は無いみたいですね。
やはり主人公の人種差別問題があるのでしょうか。今の時世、そういう問題は無いと信じたかったのですが残念です。
アメコミでは「MARVEL」が「ブラックパンサー」を単独映画化するし、「DCコミックス」では「サイボーグ」も単独映画化の予定を立てているみたいです。
いつか、「ライオンボーイ」も実写映画化してくれると信じて楽しみにしています。
あ、結局転居してしまい、ライオンボーイは1巻しか読んでませんでした。
近くの市の図書館、探してみようかな。読書は楽しいですね。
あ、因みにライラはシリーズ化と言いつつ、1章で音沙汰無いですね。やはり話の最後の落ちでしょうか(笑)


















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