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日記とか感想とか二次創作とか。

ドラゴンランス戦記

2016年12月17日 | 漫画・本について

















ドラゴンランス感想







やっと図書館に1巻が戻って来てましたので、速攻で借りました。「ドラゴンランス」。
旧題は「ドラゴンランス戦記」と言います。
かなり昔、弟に借りて読んでまして、実は難しい「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」よりは、こちらの方が好きだったりします。
何せAD&D、詰まりTRPGを元にした根っからの冒険小説なのです。
パーティもバランスの取れた男衆です。僧侶と言うか癒しの力を持つ美女は居ますが後は皆土臭い男ばかり。
ハーフエルフ・騎士・戦士・ドワーフ・魔法使い・僧侶・レンジャー。ゲームばりのバランスの取れたメンバーです。
以下は具体的なメンバー。



タニス…本名タンサラス。ハーフエルフ。
一向のリーダーらしき存在。個性豊かで奔放な難しい一向をまとめる一番の常識人。大人。
年齢的にも丘ドワーフであるフリントの次に年長である。ハーフエルフである為に一見30歳程にしか見えない。
出生の為、エルフに疎まれエルフの森を出る事になる。
その為、純血のエルフでは決して生えない髭を生やしているが、物語が始まる5年前は生やしていなかったらしい。
マジェーレ兄弟の異父姉キティアラとは恋人同士だったが、何かあった為か彼を苦しめている。
私的にはさっさと誰か他の男子と幸せになった方がいいと思う。

スターム…人間のソラムニア騎士。騎士道を重んじる真の騎士。
頭が固いため融通が効かないが、親代わりであり、剣の師匠であるタニスは信頼し従う。
騎士とはこんなに頭の固い人種なんだと理解するのに一躍買った人。騎士道って大変そうと思う。

フリント…丘ドワーフ。タニスとは旧知の間柄でスタームやキャラモン兄弟の親代わりだった。
頑固だが腕のいい細工師で斧の使い手。水が苦手で船に乗るのが大嫌い。
私がドワーフ好きになった原因の人。頑固だけど凄く人情的でロードス島戦記の彼にも引き継がれている。

タッスルホッフ…ケンダー。悪戯好きの妖精のような種族。
軽い身のこなしで偵察に行ったり、地図で道を示したりする能力が高い。
スリがお得意なのだが、自分では借りていると主張する為、盗んだというと傷付く。
最終的に大切な局面で和ませてくれる人。ホビットと似てるけれど、少しパックな印象もする種族でした。

キャラモン…人間の戦士。レイストリンの双子の兄。怪力で大食漢。
弟を溺愛している。逆に弟は何でも出来るのに、彼こそが弟離れ出来ていないみたいで哀れに思いました。ちょとおバカ。

レイストリン…人間の魔法使い。キャラモンの双子の弟。20歳そこそこで「大審問」に合格した優秀な魔法使い。
しかしその引き換えに身体が脆弱になってしまう。赤いローブは中立の証。
SW小説の「死せる神の島」のバートとリザンを思い出してしまいます。勿論レイストリンの方が先輩です。
彼には優秀な魔法使いという名誉だけでなく壮大な野望があり、それが彼や周囲の友人達の運命をも巻き込んでいくのが哀しいです。

ゴールドムーン…人間。平原の蛮族ケ=シュの族長の娘。金と銀の髪を持つ美女。「青水晶の杖」の持ち主。
素敵なお姉さまでした。

リヴァーウィンド…人間。平原の蛮族ケ=シュの羊飼い。ゴールドムーンの恋人。
彼女との仲を族長に認めて貰う為に探索の旅に出るが、持ち帰った「青水晶の杖」が物語の発端になる。
綺麗な奥さんを護る為、奔走する姿は男前でした。

キティアラ…キャラモンとレイストリンの異父姉。美しく奔放な女性。
タニスと恋仲だったが、5年後の再会の場所に彼女だけが来なかった。その事がタニスを苦しめる。
女王様。色々ひっちゃかめっちゃかにする人。ある意味漢前。タニスでおねショタでいいのではと一瞬思ってしまいました。


萌えは何と言ってもハーフエルフのタニス。
殆んど彼を主人公とした話の進め方なのですが、彼の苦しみと心の葛藤が萌えます。
そして身体の弱い弟を護ろうとする兄で戦士キャラモンと、コンプレックスから皆に自分を認めて貰いたいが為に力を求めた弟レイストリンの遣り取り。
父の名誉挽回の為、騎士道を貫くスターム。
キャラモン・レイストリン・スタームの3人は皆孤児で、長寿のタニスとフリントに親代わりに育てられるんですね。
今は髭を生やしていて口髭と顎髭塗れのタニスですが、昔はその綺麗な顔を見せていたのでしょう。
レイストリンが2人切りの際に「強くて魅力的で容姿のいいあなたさえ僕を敬う日が来るんだ!」と熱っぽく皮肉るシーンがあるのですが、レイストリンは過保護な兄より、そして誰よりも綺麗で自分を子供としか見てくれないタニスに認めて貰いたいんじゃないかなと思いました。キャラモンの弟ラブは少し異常・・・。
そして騎士道を重んじるスタームは自分の信念に従い道を決めたいと思いつつも何故かタニスには逆らえない。
逃亡の末、幼い頃に母を亡くし孤児になったスタームもタニスとフリントに育てて貰うので、スタームに取ってタニスは綺麗な母代わり(!)であり剣の師匠なんですよね。フリントは頑固な父代わり(笑)
いつも綺麗でそしてエルフらしくなく悪戯に笑うタニスはそれは魅力的だったでしょう。
おまけにエルフには虐げられ、人間にはエルフと同じ扱いで受け入れられないタニスはかなり憂いを帯びています。
心を強く持って必死に前に進もうとする彼はそれは健気です。誰だってタニスの傍を離れたくは無いと思うでしょう。
そんな一向に萌え萌え。

まだ一巻の「廃都の黒竜」の途中までしか読んでませんが、以下も続刊。
2.城砦の赤竜、
3.氷壁の白竜、
4.尖塔の青竜、
5.聖域の銀竜、
6.天空の金竜
その後にも「ドラゴンランス伝説」1~6巻、
ドラゴンランス英雄伝(絶版)1~6巻、
ドラゴンランス序曲(絶版)1~3巻、
セカンドジェネレーション1~2(それぞれ上下巻)、
ドラゴンランス夏の炎の竜(全三巻)、
ドラゴンランス魂の戦争、1・2(全四巻)、
ドラゴンランス外伝(全二巻)とかなりの巻数が出ています。


近くの市の図書館にどれだけがあるか分かりませんが、一応全部は読みたいですね。
話は何となくとしか覚えていないのですが、キティアラがドラゴン卿になり、タニスを苦しめる事は覚えています。
あぁ、悲劇の青年タニス。萌え萌えです。


昔は文庫本だったとは思いますが、今発売されているのはハードカバーで厚い本です。
持ち運びは大変かもしれませんが、どっぷりファンタジーの世界に浸れます。興味のある方は是非図書館で探してみて下さい。





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2016.12.17追記。何巻まで読んだか既に忘れてますが、その頃、タニスの幼少期の二次小説を書いたりしてました。
お約束のようにタニス掴まっていた気もします。あんな美人を拘束してそれは色々あるでしょうね。…ね…。
「ドラゴンランス」は、何故か、こんなに有名なのに映画化されてないのは少し不思議です。
2008年にアニメ映像化はされていたようですが、劇場公開などはしていなく、ファンには不評だったようです。
少し映像を観ましたが、あれはちょっと哀しい感じでしたね。衣装がかなり酷い。ドラゴンにだけ気合入ってました。
あの「ゲド戦記」もジブリでアニメ映画になったのになぁと少し納得いかない感じです。
もう1冊おススメの本があるので、また記事に上げますね。


















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