最初の銀行強盗の突撃時に、「ん?この人、まさか…」というコンビに目を疑いました。
そうです。今をときめく名優が二人。
コリン・ファレルとジェレミー・レナー
がコンビを組んでいるんです。
コリン・ファレルは今絶賛公開中の「ファンタジックビーストと魔法使いの旅」のパーシバル・グレイブスが有名。
ジェレミー・レナーは東京コミコンにも来日した「アベンジャーズ」シリーズで弓の名手、ホークアイで有名です。
その二人が銀行強盗でジェレミー演じるギャンブルの命令違反が切っ掛けで、二人は首になる代わりに武器庫管理へ異動を命じられる。
ギャンブルはそれを不服として共に依願退職をストリートに持ち掛けるが、彼は警察に残る事を告げると、
ギャンブルは激怒し、二人の友情は其処で終わりを告げてしまいます。
………友情だったのかしら。
暴走するギャンブルと、躊躇し、なかなか思い切る行動が出来ず、ギャンブルを制する事が出来ないストリート。
二人はいいコンビだったとは思います。しかし、その友情は終わり、ストリートだけ武器庫管理で半年働き続け、いつか再び「S.W.A.T.」へ戻れる日を待ち続けていました。
でも、国際指名手配中の麻薬組織の幹部アレックスが掴まり、自分を逃がしてくれたら大金を払うとテレビに流れた事により、
ストリートとギャンブルの運命を狂わせていくのです。
この映画には「アベンジャーズ」シリーズを始めとした様々な映画に出演している名優、サミュエル・L・ジャクソンや、
バイオハザードやワイルドスピード、アバターなどで有名になった女優、ミシェル・ロドリゲスもS.W.A.T.の紅一点として出演しています。
話はテンポ良く、前半はS.W.A.T.の新チーム結成と訓練をリアルに描写し、後半は国際指名手配中の麻薬組織の幹部の護送任務と彼を奪取しようとする強奪犯達との大がかりな市街戦が展開される二部で構成されています。
1970年代に同国で製作されたテレビドラマシリーズ『特別狙撃隊S.W.A.T.』のリメイク作品らしいのですが、観た事無いです。
ラストは明記しませんが、チームとして他のS.W.A.T.の隊員を信頼し、自分の仕事と真摯に向き合い、嘗ての相棒、ギャンブルと決着を付けるのは正直哀しかったけど、格好良かったです。
グレイブスのお坊ちゃん刈りの髪型が最近多いコリンですが、こういう男臭い髪型の方がイケメンでいいと思うのは私だけでしょうか。
時間があった際には是非観て欲しい映画の一つです。
続編なんてないですよね~。