自分の名前ですか? でも、それは文字の寄せ集めで、あなたに貼られたレッテルのようなものです。
それではと考えて、今度は、自分は何年にどこで生まれ、どんな教育を受けたか、など経歴を述べたとしましょう。
しかし、それも自分の周りに起こった変化を述べただけで、真のあなたを表したものではありません。
自分の身体にしても、絶えず変化していて、いつも変わらず『わたし』と感じる本体ではありませんね。
そういった外側の世界が真の自分ではないということはわかりましたが、内にある感情はどうでしょう?
これも時の流れと共に変化しているのを感じている『わたし』がいるわけで、感情も『わたし』ではありません。
そして、思考にしても、自分が自覚している対象にすぎません。
マイケル・A・シンガーは「いま、目覚めゆくあなたへ」という本のなかで、こう述べています。
一つ一つ自分ではないものを手放していくと、最終的にあなたはすべてに対して経験しているものに行き着く。その中核にあるのは自覚であり、意識であり、直観的な存在感覚である。
だから、「あなたは誰か?」と問われたら、こう答えればよい。
「わたしは見ている者です。後方のここから、わたしの前を通り過ぎる出来事、思考、感情を見ている者です」
私たちは「意識の中心」に住んでいる霊的な存在なのです!
でも、普段は色々な出来事に巻き込まれ右往左往して、真の自分を忘れています。
だから、いつも私は誰か?と問うことが大切だということです。
そして、
あなたが内奥にあるその座につくと、偉大な神秘がはじまる。
と書かれてありました。どんな神秘なのか?
現象界にどっぷりと浸かってしまっている私には想像すらできませんけど。
でも、自分がそういう状況にあるという自覚があるだけでも一歩前進と言えるのかもしれません。
さらに、目覚めゆくようにしたいものです!
by 海の素材屋
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