私たちが、何気なく「自分」と言うとき、「肉体」を指していることが多いですが、これって、よくよく考えれば変ですよね!?
「肉体」は、この世に生まれ出たときから変化し続けていますし、体の七割近くは水です。
まるで、水に向かって「自分」って言っているみたいですものね。
それに、聞くところによれば、7年もするとほぼ原子は入れ替わって、完全に別人状態だそうじゃありませんか!
これでは、「肉体」を本当の意味で「自分」とは言えません。
「自分」という意識は、常にあるわけで、そうすると、本当の「自分」とは何なのでしょう?
こんなシンプルな例え話があります。
照明器具を肉体だとすると、私たちの実体は、そこに流れて灯をつける電気のようなものだというのです。
「電気のようなもの」……形がなくて、何処へでも存在できて、パワーを持っている?
三次元の肉体を持った姿に慣れている身としては、急に自分が幽霊にでもなったような気がして、落ち着かない感じがします。
でも、同時にとても自由な感じもします。身が軽くなって。(というか、身はないのか!)
「私は自由だ!!」と叫びたくなるような開放感を感じます。
ところで、私たちはあまりに肉体に同化してしまったことによって、輪廻転生から抜け出せなくなったようなのです。
これって、まずいですよね。
だって、私たちは永遠とも言える実体なのでしょ?!
そんな存在が輪廻転生から抜け出せなくなったら、エンドレスになってしまうじゃないですか。
そうならないためにも、私たちは自分の真の実体を、いつも意識している必要があるそうです。
そのことを忘れない一つの方法として、“呼吸”に注目するというのがあります。
“呼吸”というのは、生まれたときから、まさに息を引き取るそのときまで起こっている現象です。
「自分」というのは“呼吸”を起こしているパワーとも言えるものなのでしょうから。
現世の肉体が終わるとき、真の「自分」を意識していれば、輪廻転生から脱することができるのかもしれませんね。
人間に生まれるのは稀有なことだと言われています。
また、輪廻転生から脱するという考えを持つことや、それに目をとめるというのは、前世からの縁によるものだそうです。
そう考えると、「今生」という機会を与えられたこと、感謝して活用しなくてはと思いました。
photo by ミントBlue
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