ラグジュアリーブランド品の偽物種類と見分け方

ラグジュアリーブランド買取店 に持ち込まれた実際のコピー商品の事例を使ってご紹介いたします。

クロノグラフがズレる原因と修正方法

2021-03-24 13:18:55 | 日記

クロノグラフの針がズレてしまう原因はいくつかありますが、簡単な修正方法で治る場合もあります。クロノ針がズレる原因と対処法をまとめました。

時計修理ナビ時計修理ブログクロノグラフがズレる原因と修正方法

原因をつきとめる
単刀直入に0位置修正の方法を知りたい方は『0位置(ゼロイチ)がズレる原因と修正方法』をご覧ください。


まず、クロノグラフの状態を確認する
通常、クロノグラフの針は12時位置を指しているのが正常です。

この記事をご覧の方は、クロノ針が12時位置以外の所を指していて困っている状態かと思います。

まずはクロノ針の状態を確認する必要があります。クロノグラフをスタート→ストップ→リセットをしてみて下さい。

クロノグラフの状態確認方法
同じ状況を再現するために、クロノ針がズレたテクノスの腕時計で解説します。

まずは針のスタート地点を覚えておきましょう。リューズは引っ張らずに押し込んだままにしてください。

Aボタンを押してスタートバンドからバネ棒を取り外した様子10秒程針が進んだら、もう一度Aボタンを押してストップさせるバンドからバネ棒を取り外した様子Bボタンを押してリセットするバンドからバネ棒を取り外した様子針の位置を確認してくださいバンドからバネ棒を取り外した様子
同じ位置にまた戻る場合=0位置(ゼロイチ)がズレている可能性があります。

0位置(ゼロイチ)がズレる原因と修正方法

バンドからバネ棒を取り外した様子
毎回ランダムな位置に戻る場合=クロノ針がゆるい可能性があります。

クロノ針がゆるくなる原因と対処法

0位置(ゼロイチ)がズレる原因と修正方法
0位置がずれている場合、そもそもクロノグラフのスタート地点がずれているためリセットをしても正常な位置に針が戻りません。0位置修正を行う事で直すことが出来ます。

基本的に0位置修正が出来るのは電池式(クォーツ式)の時計です。機械式時計のクロノグラフ針のズレは下記のリンクをご覧ください。

 

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偽物を見分ける方法を教えます

2021-03-12 16:50:07 | 日記

偽物を見分ける方法を教えます

偽物のランクが理解できたところで、実際にオメガの偽物を見極めるポイントについて紹介します。


刻印部分をよく見る

オメガの時計は、素材自体が高価なものを使用しているのですが、それと同時に素材を美しく加工する技術に長けたブランドです。

 

偽物のN品などの場合は、基本本物と同じ素材を使用していることもあって、それだけでは見極めは困難です。

ただ、加工技術に関してはそう簡単に盗むことができる技術ではありません。

特に見極めやすい加工技術として、刻印が挙げられます。

オメガの刻印は、特殊モデルを除いて機械加工で刻まれています。

よって、同じモデルであれば基本的に大きさは一定となっているのですが、偽物の場合は手で刻印しているケースが大半で大きさもまちまちです。

また、刻印位置についても正規品に対して若干異なる場所というケースもあるのです。

刻印で特に本物と偽物の違いが明確になるのがΩのロゴです。

Ωという文字自体が、曲線が多くて偽物の場合は若干ゆがんだ形になっていたり、大きさも異なっているのです。

粗悪品の場合は、刻印では再現できずにシールで代用していることもありますが、明らかな偽物です。

また、刻印だけでなく周囲の金属部分の磨き方にも注目で、研磨がしっかりされていてなめらかであるか、そして傷などがないかも合わせてみると、より正確に判別することも可能です。

 


デザインの違いがある

刻印ほどではないにせよ、オメガの偽物には本物と微妙にデザインが違う場合があります。

最も多いのが、本物ではベゼルに刻印されている数字の間に点が刻印されているのに対し、偽物は無いものが多いという点です。

但し、これはモデルによっては点がないものもあるので断定できる条件ではない点に注意が必要です。

他には、ラグ部分のつなぎ目が短いなどのケースもあります。

ただ、これは本物と比較した柄で初めて気づくという場合もあるので、ある程度の知識が必要な見極め方法です。