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早朝と夜のメンテナンス専門整体

お尻の筋肉を鍛える時のコツ

2022-11-17 10:29:51 | 日記

いわゆる『股関節伸展運動』ですが

 

教えてもらったはずなのに正確に再現できていない…(練習不足)

可動域が足りないために、筋肉が正常に活動できない…(関節拘縮)

 

 

あるトレーナーさんの動画を見た時に、なるほど!と思ったことは

スクワットをする時に、股関節の前方から抵抗を加えて、後方に軽く引っ張ってあげると

(後ろに倒れないようにやや前傾気味になって)股関節後方の殿筋を効果的に鍛えられる

というものでした

 

文章にすると少し分かりにくいですが

要するに、スクワットをする時に気をつけることは

どの関節を積極的に使っているか

どの筋肉をターゲットにしているか

それに対してフォームは適切か?ということなので

その方法として、(スクワットをする時に)股関節を後方に軽く引っ張るというのは

比較的簡単に再現できる方法なのかなぁと思う次第です。


勉強会 メモ 現役整形外科医 膝関節

2022-10-02 14:57:19 | 日記

術後の有効な手段としては

適切な免荷と荷重コントロール

※術前からでも下地作りは可能と思われる

 

PRP療法や幹細胞療法治療

条件が整わないと治療効果があまりでない

 

条件とは

骨髄の状態(軟骨再生のための幹細胞が豊富にあるかどうか)

年齢etc

 

免荷と荷重のコントロールが最も安価で安全

方法としては高位脛骨骨切り術が推奨されるが

関節変形(アライメントの異常)の程度によればリハビリテーションなどでも代用可能な印象

 

 

スポーツ活動では1年以上の経過観察

関節軟骨は術後1年してもまだ成熟しきっていない

 

 

参加者質問に対する回答

鍼灸に期待することは

拘縮を予防すること

特に膝蓋骨の拘縮を予防改善すること

関節内の問題についてはPRP療法などによって改善が見られている

 

曲がらなくてもよい

まず伸ばすことを優先して欲しい

膝が伸びれば姿勢もよくなる

この部分は整形外科では実施できない部分である

 

 

PRP療法の持続期間は

マックス半年※長期間効果が持続するような宣伝をする所もあるが現実的ではないように思う

1年2年も効果を期待するのであれば幹細胞を推奨する

あとは患者さんの希望による

長期効果を期待するのであれば人工関節を推奨する

 

リハビリテーション併用の方が圧倒的によい

調子がよい時こそリハビリテーションを実施して欲しい


拘縮予防のリハビリは出産の痛みに匹敵する?!

2022-08-30 20:27:08 | 日記

とある患者さんの体験談です

 

このリハビリが辛くて、最後まで頑張れないという方もおられるようです

 

私が足首を骨折したときは

もうちぎれても良いという思いでストレッチしましたが

実際にちぎれることもなく 当然ながら自己抑制がかかりますし^^;

 

でも、実際に患者さんにストレッチするときは

これぐらいなら大丈夫折れないちぎれないと手応えを感じながら実施しますが

痛みを最小限にすることは難しいですし非常に時間もかかります

 

 

そこで鍼です

それらの苦痛をある程度(いや、かなり?!)緩和しながら関節拘縮の治療が可能になります

 

加筆中

 

 


関節拘縮をどの程度まで治すか?

2022-08-30 17:27:30 | 日記

このページでは『関節拘縮をどの程度まで治すか』について記載しています。

 

スポーツなどでかなり精密な動きが要求される場合と、日常生活において最低限必要な可動域を確保することでは、到達目標が異なります。

 

通常、病院で施行させる運動器リハビリテーションには日数制限があり150日以内とされています。

実際のところ、この150日以内に期待する機能改善を達成できたという方は少数かと存じます。

その後の時間経過によって想定していなかった後遺症が付き纏うこともあります^^;(私もその一人です)

骨折自体は完治したと思うんですけどね(画像診断ないので正確には分かりませんが)。

 

私の場合の後遺症は、

①本当にごく僅かな関節拘縮(ほぼ無いと言っても良い)

②夜間痛(肩関節のアライメント不良による軟部組織性の神経圧迫が原因)

③投球フォームに不安感がある(日常的に野球はしませんが)

の3つになります。

 

骨折直後は局所的な損傷による痛みがメインなので、②に関しては全く自覚がありませんでした。

むしろ腫れぼったく感じて痛みはなかったと記憶しています。なので消炎鎮静薬も遠慮しました(必要ですか?と聞かれたので断りました)。

また、主治医に、(私は鍼灸師なので)『自分で鍼治療しても良いですか?』と尋ねた際に、少し考えられて、『まぁお好きに』と言われました。

このあたりのやり取りは、『経過観察で十分だろう、余計なことはしなさんな』という意味と、何を目的に鍼灸治療を実施するのかを明確に説明していなかったのが原因かな?と思われます。

この時点で私自身が最も懸念していたことは、骨折の治癒よりも、その後の関節拘縮による可動域制限が原因で運動制限などが遺存することでした。

実際に、初診時レントゲンでは骨折は認められず、念のために撮影したMRIで判明したという経緯があります。

 

加筆中

 

 

当院では、患者様の希望をしっかりお聞きした上で、設定した目標が達成されるまで支援し、必要以上の治療を行うことはありません。

 

 

 


胃がんの手術後の経過と顎関節症

2022-08-30 15:20:12 | 日記

このページは『顎関節症』とについて主に記載しています。

KEYWORD 胃切除術後後遺症 胃もたれ 顎関節症 ダンピング症候群

 

胃がんの切除術を受けられた患者様で、その後の経過です。

それまでは全く気にされていなかったようなのですが、いわゆる胃切除術後症候群で、胃もたれのような感覚があるそうです。

これは、ダンピング症候群と呼ばれるもので、状況としては、食べたものが(胃が小さいので)一気に腸へ流れ込むことで生じます。

 

 

 

 

食後すぐに現れる腹痛や、動悸、発刊などの早期ダンピング症候群。

食後2~3時間経過して現れる、動悸、発刊、めまい、失神、脱力、手指の震えなどの後期ダンピング症候群。

 

これらが起こる原因は、胃液分泌量の低下と貯留機能の破綻により、浸透圧の高い食べ物が急速に腸内へ流入することです。

あと、病院でも説明があると思いますが、胃の切除により、赤血球の合成に必要な鉄分とビタミンB12が不足しがちなので、高確率で鉄欠乏性貧血になると言われています。

 

対処法としては、

①1回の食事量を減らす、回数を分けて少しずつ食べる。

②食事中の水分量は少なめにする、流し込むような食べ方は控える、お茶漬けなどは注意。

③よく噛んでゆっくり食べる。

④症状が出た時は頭を上げて安静にする。左側臥位が良いとされる。

 

※食事の量や回数を分けることは容易に想像できます。

※熱中症が心配ですが、水分量を少なめにする理由は、固形物より早く腸内に移動するため負担増になるからと思われます。

※今回、問題なのは、顎関節症により十分に咀嚼できないことです。

※左側臥位が良いとされるのは、恐らく噴門と幽門が胃の右側にあるからだと思われます。解剖学的に見てその方が腸内への移動をゆるやかにしてくれると思われます。

 

 

 

さて、このブログのテーマは関節拘縮ですが、

ご多分に漏れず『顎関節症』もこれに該当すると思われます。

顎関節症の主症状は以下の3つです。

①顎運動時痛

②開口障害

③関節雑音

⚠歯科医院などでマウスピースを処方されています。

 

顎関節に関する病態は

■顎関節症 Ⅰ~Ⅴ型

■顎関節炎(原因は感染、外傷、変形、リウマチ、二次性)※二次性に関しては外傷後または筋筋膜痛症候群において発生すると考えられている

に分類されます。Hoffaの分類とは少し違うようです。

参考)https://hotetsu.com/s4_03_001.html

 

ここでは、顎関節症 Ⅰ~Ⅴ型までを見ていきましょう。

当院で対応可能な範囲はⅠ~Ⅱ型と思われます。Ⅲ型に関しては、関節円板の整位を維持することは可能かもしれません(方法はⅠ~Ⅱ型の方法に準じる)が、特にⅢ‐b型は専門医療機関への受診を推奨します。

1)咀嚼筋障害(Ⅰ型):病態は筋肉の問題です 筋肉部の持続的疼痛を主症状とします。

2)顎関節部障害(ⅡとⅢ型)

Ⅱ型 関節包・靱帯障害:病態は関節包・靱帯の慢性外傷性病変を特徴とします 画像所見による骨変化は認めません

Ⅲ型 関節円板障害:これはaとbに分類されます。関節円板が復位を伴うかどうかで判断できます。症状としては、クリック音や関節部疼痛があればⅢ‐a型(復位を伴う)、突発的に開口障害に至る(ロッキングする)がある場合はⅢ‐b型(復位が伴わない)と判断できます。いずれも画像所見による骨変化は認めません。

Ⅳ型 変形性顎関節症 骨自体の変形を伴うので鍼灸などでは根本的な治療にはならないと思います。ただし、その他に積極的な治療法が無い場合など、(薬剤を用いず)疼痛緩和などを目的年経施術は可能です。

Ⅴ型 他覚症状を伴わない顎関節症とされています。ガイドラインには性格ないし人格検査やカウンセリングの項目があります。この型に分類される場合においても、鍼灸マッサージで一定の効果を認める場合があるかもしれませんが、その他の疾患が本当に隠れていないか十分に見極める必要があるでしょう(セカンドオピニオン推奨)

 

 

前置きが長くなりましたが、この患者様の症状は

開口障害と咀嚼時の疼痛、及びクリック音なので、悪くてもⅢ‐a型と思われます。

当院では、顎関節周囲筋緊張の緩和を主目的として施術を行います。

指圧やマッサージなども適宜行いますが、強い圧力を掛けると顎関節自体にストレスをかけますし、整位に保持することが困難であるため、鍼治療を推奨します。

また、顎関節自体の動きに影響を与えると思われるツボが肘などに点在することがありますので、併用することがあります(案外こちらの方が効果的だったりします)。

 

 

治療を行うということは、変化を与えるということなので、治療前の状態に復元できるということも必要かと思われます(ズレているものをズレてない位置にしたら悪化したということは良くあることです)。

ただし、治療前の状態を正確に記録することは困難なので、治療に際しては慎重に少しずつ変化を確認しながら行うようにしています。