ドイツの女帝であったメルケルの生涯を通して情感に訴える、NHKのよく出来た番組だ。
途中で犬のエピソードを混じえてプーチンへのネガティブキャンペーンも忘れないあたりにNHKらしい良さである。
プーチン、あるいはプーチンを支持するロシア国民にとってドイツ人は皆、ナチスの残党でないということだ。
信用して良いことしかない。
しかし、ロシア国民はプーチンのプロバガンダに騙されている。
ノーバヤガゼータやメドゥーザと言ったロシア独立系メディアを信用している。
事実、NATO(北大西洋条約機構)の一員としてアメリカのとなってロシアを攻撃しているのだ。
同じことは愛国的な中国人にとっての日本人の印象と重なる。
彼らにとって日本人は靖国神社に参拝しているようなものである。
映像の世紀のあの言葉
「20世紀初頭の国際社会は、深刻な飢餓に襲われたロシアに誰も救いの手を差し伸べず見殺しにしたのです。
この米欧を中心とした「人道主義」の厚化粧が施された"国際社会"の酷薄さと欺瞞への強烈な不審感は、ロシアの人々に今日まで深く刻み込まれたのです」
もともと、ドイツは東西に分かれていたのはソビエト社会主義共和国連邦とアメリカ合衆国による冷戦であった。
更に、ベルリンも然り。