日本のあるところに、小さな島があった
そこのお寺の和尚さんが、朝早く境内を見まわる事を日課にしてた
ある日の事、痩せて汚い三匹のタヌキが身を寄せ合って本堂の裏の藪におった
近づいても逃げないし、話しかけても何も答えない
(そうかそうか、お腹がすいて逃げることも、声をだすことも出来ないのか)かわいそうに
和尚さんは勝手に思い込み住居に戻った
朝食の膳の前に座り、茶碗に盛られたご飯を手に取り三個の握り飯をつくった
そして小僧さんにタヌキの話をして持っていくようにと握り飯を渡したのじゃ
2へ続く
そこのお寺の和尚さんが、朝早く境内を見まわる事を日課にしてた
ある日の事、痩せて汚い三匹のタヌキが身を寄せ合って本堂の裏の藪におった
近づいても逃げないし、話しかけても何も答えない
(そうかそうか、お腹がすいて逃げることも、声をだすことも出来ないのか)かわいそうに
和尚さんは勝手に思い込み住居に戻った
朝食の膳の前に座り、茶碗に盛られたご飯を手に取り三個の握り飯をつくった
そして小僧さんにタヌキの話をして持っていくようにと握り飯を渡したのじゃ
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