ふきの指定席

父の事

滅多に見る事はないが父の事を夢に見ていて目が覚めた
そのことに触れようと 
起きてすぐブログに向かったがどんな夢だったか座った途端に忘れてしまった
太く短くが父と私の縁である
その全ての関りを記憶していると言っても過言ではない
今は母に姿かたちがそっくりな私であるが
人生の前半は父と生き写しの私であった
遺伝子とは摩訶不思議な物である

父語りをいずれしてみたく思うが
一言でいえば男気のある魅力的な人間であった
夫としても 父としても 家族の長としては 落第点
生きていれば今年100歳・・・カナ?
77歳で旅立ちました

唐突に見ていた夢を思い出しました
私が日本を飛び出し世界各地を自由気ままに旅をしている姿を
映画でも観るかのようにスクリーンで羨ましそうに観ている父の姿でした
あの当時 あの環境では なかなか難しかったと思うが
父もしがらみを断ち切り旅をしたかったに違いない
とても旅好きな男やった
父の唯一の海外旅行は 韓国
戦争では 満州に行ったけれど
複雑な心理状態で 海外は二の足を踏まざるえなかったのかな
私が一言声をかければ
海外旅行に間違いなくついてきたと思う
父の存命中はそんなことは微塵もよぎらなかった
同じように義理両親に対しても後悔が残る
義父は日本から出たことがない
父と同じように旅好きだったことを知っている
プライドゆえに 異国への思いは封印していたような気がする
私は一人で動ける世代でも 父たちはちょっと違う
その事に思い至らなかった事が悔やまれる

終の棲家への思いは 人生の足跡を振り返る事でもある
思いだけに終わるかもしれないが
何の 先の事なんてどうなるかわからないぞ
少なくとも私は緩やかではあるが行動をしている
足跡を振り返って 場所探しをしているが 海外はないかな
数年前までは そうでもなかったが
新地に思いを馳せる事も然り
親達とも 魂の夢旅行をしている
今更ながら 自分の思いやりのなさが情けない
たぶん 父親たちは 世界旅を夢見ていたに違いないから


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にゃんともすんとも・・・

 

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