戦場でともに戦った仲間もさることながら
辛い時期に共に切磋琢磨した仲間を
「戦友」と比喩的に例えることもあります
家族にも誰にも心を閉ざしていた人が
「戦友」を前にした時 滂沱する姿を
何度か目の当たりにした事があります
父もそうでした
父の灯火が消えようとしている時
戦友の方達が 今生の別れに
遠方より来て下さいました
その日の事を私は生涯忘れる事はありません
一度も目にした事のない父の姿がそこにありました
父ちゃん夫から聞いたのですが
先日
初代タイガーマスクの佐山さんの事をテレビで放映していたとか
詳細は把握していませんが
その話の中で
重い病を抱えられた佐山さんが
同じく病に伏していらっしゃる
ダイナマイトキッドさんを見舞うシーンで
佐山さんを認めたキッドさんの目から涙があふれ出たそうです
父ちゃんからその話を聞いた時
状況が目に浮かび涙してしまいました
時を得て戦友と再会を果たした人は
「心が解け溶け」その重しから解放される
旅立の時 軽やかなる鳳凰となり 振り返りもせず
ここでもブログっています