「平目」顔です 想像してみてください
無条件で私好みの顔です
同じフロアにそんなヒラメ君が住んでいます
高校生男子ですが
ヒラメ君の通学時間と私のゴミ捨てに行く時間が重なる時があります
私は必ず「おはようございます」と挨拶をしますが
彼は完全に無視をきめこみ 視線すらあわそうともしません
ちょっとイっちゃっている感ありありで
なるべくかちあわないようにしていました
今朝エントランスで 大声で暴れる声がしました
ヒラメ君です
スマホでお母さんと 丁々発止をしているようです
ゴミ捨てから戻っても まだ続いていました
ヒラメ君は今度は家のインターホンを鳴らしながら激高しています
ヒラメ君の家人は無視を決め込んでいます
私は建物に入る事ができません
ちょっと待っていましたが ヒラメ君は完全に私を無視しています
仕方が無い 非常階段から建物に入りましたが
なんだかなぁ
でもヒラメ顔君だから憎めません
人は何故に激高するのか
理由を聞いてみると
私にとっては激情に値しない事が多いです
「人に迷惑をかけない 人に意地悪をしない」
常に引きの人生で生きて来たから
怒りは 悲しみにと静かさに転換する心の技が
身についているのかもしれません
ヒラメ君
早く大海に出で 自由に泳ぎなさい
どんな世界が待っている事でしょうか
小さな怒りなど泡となってすぐに消えてしまいます
せまいニャァ～ 読んで頂きありがとうございます
