ふきの指定席

三十路の娘

娘が
長年追っかけをしているロックグループのライブを見る為に上京して来た
ライブは夜からだが 少しでも実家に立ち寄る時間を長くしたいため
いつも 夜行バスでやって来る
ライブが終わると そのまま夜行バスで帰り 職場に向かう
年に何回かの 慣例の事である
朝からボリューミーな食事で迎える
三十路の娘に なんとなくの 人生の疲れを見る
胸が痛くなる
一人で生きる事はかくもしんどいものだ
親子であるから 娘とは生き様も 思考もよく似ている
男性に寄り添って生きる気持ちは皆無に思える
私もそうだった
一人で生きて行くことに肩肘を張っていた
何の縁があってか 三十路まっしぐらの人生の歩みを進めている時
大学を卒業したばかりの父ちゃんと出会い
いつの間にか父ちゃんは私のアパートに住みついてしまった
いろいろあっても 
一人より二人で人生を歩む方が 気持ちが楽でいいものだ
ほどほどの人生も捨てたものではない
おかげで 娘と出会うことができたし
のほほんとその後の人生を送っている
娘にも 息子にも そんな出会いが 近ければいいな
親の所に立ち寄るなんてこと しなくてすむようにね・・・

娘は今ソファでうたた寝をしています
幼き頃の可愛さが宿ります
出会えてよかった 


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