ふきの指定席

・・・・・

父は志半ばの部下を不慮の事故で失った時
口を一文字に結び天を仰いでいた
一言も語らなかった 

その父がトラックにはねられ生死の境をさまよった時
母の腕の震えが止まらなかった
小刻みな震えではなく
左腕がわなわなと震えていた
母はその震えを右手でおさえようとするも
震えは見苦しほど抵抗した
私が小学2年生の時である
当時高3だった長兄が 冷静に対応していた

防災訓練中に亡くなられた9人の精鋭を思い
私の心はざわめき苦しくてならない
若い人達が先に逝ってしまうのは辛すぎる

読んでいただきありがとうございます ♡♡♡

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「のほほんの記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事