ショッピングモールの売り場奥にあるベンチに 一人の少年が
背筋をピーっと伸ばしすわっていました
両手は両膝に ぐーの状態で置かれていました
視線は少し不安げでしたが 一点をみつめたまま
床屋さんに行ったばかりなのか 刈り上げられた頭部が青い
少年はまだ8歳ぐらいにしか見えませんが
そのたたずまいの あまりの凛々しさに わぁっと心でうなってしまった
30分後 同じ場所を通ったら まだ少年が 身じろぎもせず座していた
「お母さんを待っているの？」
「ハイ」
お母さん 出てこいや～
この少年は
立派な大人になって 日本を守ってくれるんだろうな
で
食品売り場に
なんとなくいつもと違い 売り場が ザワザワしています
確実に190㌢はあると思われる大きな女性に 皆さん 気持ちが向いています
身長もですが お顔も 超美人さん
ひょっとしてその女性は 有名人なのかもしれませんが
存在そのものが 人類を超越した美なのです
その女性 なんと私の後ろに並び レジ待ちをするではありませんか
止めて～
私はその女性の胸ぐらいまでしか身長がありません
なのに 確実に 私の 頭のほうがデカイ
あ～
の後
散歩をして帰ろうと思いましたが
風が はんぱなく強く 止めました
私の頭髪は 山姥状態
両手はふさがっているし
綺麗な人には 強風さえも 美の変化形は 美でしかないのだろうな
はぁ～
にゃんともすんとも･･･
語り 延々と続きます
