空気が澄んでいて 冷やっこい
私が一番好きな空気感
20分ほど ブラブラして家に戻った
父ちゃんは朝御飯を食べていた
遅い私の事を少しも気にしていなかった
酒を飲んでぶったおれたり
このまえの朝なんか 管理人のおじさんにつかまり
一時間以上家に戻らなくても 心配の感情が微塵もおきない父ちゃん
私その後半日 寝コンだけどね
体調がイマイチかもしれないこの頃の私を気にはしていないんだね
昔の事
巷のおばちゃんがまだ誰もケイタイを持っていなかった頃
近所の居酒屋をはしごして 仕上げはフアミレスで甘い物を食べ
朝帰りする仲間が数人いた
友達のご主人は帰りが遅い妻の事が心配で
外で待っていたり 寝ないで待っていたりする人がほとんどだった
我が父ちゃんは 全然気にしない
世の中の父ちゃんは妻にそんな愛情を示すものなんだと 羨んだことがある
私 随分ねっちっこい性格だこと
父ちゃんの態度に
わたしゃ どこでも空気の存在じゃねと思ってしまった
そんな私も
父ちゃんがいつ帰ろうが 気にしないで寝ているし
昨晩息子がいつ帰宅したかも知らない
どっちも どっちだけど
世の中の 妻は 母は
家人が帰宅するまで 寝ないで待っているのかな
急に 我が家の家族が 冷めた人種に思えてきた
でもね ねっちっこい関係は苦手かな
心はねっちっこくても 微塵も態度に出さないのが やっぱりいい
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洗濯物がたまっとる
