ふきの指定席

喪失感

作家の戸川昌子さんが永眠された
戸川さんの事を 何回か事あるごとに書いているので
このブログにも書いているかもしれませんが

作家としてよりも シャンソン歌手としての戸川さんが好きでした
渋谷のライブハウスで生歌を何回か聴いたんですが 
かなり有名なライブハウスなのに
どうしてもそのライブハウスの名前が思い出せない
1970年代の事ですから
ネットで調べるもわからない
西武デパートの並びにあったような・・・
戸川さん以外のライブでも 何回も行っているのに・・・

ある日のライブでは すごい香水をつけていらして
むせかえりそうになった記憶がある
とても刹那的で その日は 歌う気持ちが全く無しの戸川さんだった
とても太ったと思ったら 妊娠をしていらしたのだ
3曲ぐらいで歌うのをやめてしまい お客を残しさっさと帰ってしまった
戸川さんたる所以と 誰も文句を言う人はいなかった

私は行動は大胆であるが 退廃的な生き様とはほど遠い人間である
意外と真面目なのだ 

そんな私が戸川さんに心惹かれるのは何故なのかなと思う
色々想い出がよみがえってくるが
今日はもうやめておこう
 
人はみんな逝ってしまう
何人の人を見送ったことか・・・
喪失感でいっぱいになる

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読んでいただきありがとうございます ♡♡♡

コメント一覧

ふき
N.H.様
http://blog.goo.ne.jp/asanotokino
映像で「青い部屋」を確認しここだ!と完全に思い出しました
ありがとうございます
40年も前の
私の20代前半の“不思議な”時間でした
戸川さんと“見まがう”どろどろしい香水の香りが
鮮明に心に漂ってきました
N.H.さんとその時間を共有しているかもですね
戸川さんの香水の空き瓶が そのへんに転がっているような気がします
ちょっと後ろを振り返ったりして 



N.H.
青い部屋です
私も渋谷で戸川さんのシャンソンを良く聞きました。
お店の名前は「青い部屋」です。
ふき
デーさん
http://blog.goo.ne.jp/asanotokino
戸川さんはご自分の生き方そのものを
小説に書いていたと思います
野坂昭如と似ています
野坂は弱いから家庭を持ったけれど
2人とも 昭和4~50年代がパズルにあてはまる人生だったのではないかな
その後は
野坂は枯れ
戸川さんは居心地が悪そうだった
戸川さんも1度結婚をされたと思います
相手は一回りほど年下で息子の父親ですが
この男性は自分が本当にこの子の父親なのだろうかと
心に疑念をもちながら戸川と一緒に暮らしていたんですね
戸川は放蕩な人間ですから 育児は男まかせでした
男の疑念を知った戸川は 
今のようにDNA判定が確立していない時代ですから
何件も病院を回って 親子であることの証明を得ようと奔走します
結果それを得ることができましたが
男は子供を置いて戸川の元を去ってしまいます
男と寝るのは酒を飲むのと同じと公言していた戸川です
20代前半の私はそんな戸川さんに惹かれていきます
野坂も嫌いではありませんでした
2人を観ていると
映像で小説を読んでいる感がありました
野坂が亡くなった時 デーさんがブログに記していましたが
実は私も深く感じていました
逝く人に
喪失感を感じてしまうのは
私の人生の後ろに多くの過去が見えてしまうからかもしれません
私はもう十分人生を楽しんだから
前を向き頑張ろうなんて思わないけれど
できるなら人生の温もりの中で 猫ちゃんを抱っこし
茶ッコを飲みながら暮らしたいものです  ニャン

戸川さんは最後まで戸川でありつづけ 
かっこよく人生の幕を閉じられようです
 



デ某
五指に・・・
http://blog.goo.ne.jp/00003193
戸川さんの本は読んだことがありません。
本に限らず 書かれたものは殆ど読んでいません。
歌も 殆ど聴いたことがありません。

でも ただ一度 もう3~40年の昔のこと
ある週刊誌(誌名は忘れました)に連載されていた小説の
たった一回の号で強烈な印象を受けました。
羞かしくて内容は書けませんが、
読んだどんなポルノ小説よりも刺戟的でした。
どれだけポルノ小説読んでるの? と?
ほ、ほんの、す、すこ~し。。。

と言うわけで(どんなワケだか・・・)戸川さん
私が刺戟を受けた小説家としては 五指にはいります。
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