ここ数年多くの人を見送った
数多の結婚式にも出席したが
それらの「最後」の出席が
いつの誰であったか正確に思い出せない
「断捨離」との言葉は言い得て妙である
どなたが最初に発信をされたのであろう
今の家に越してくるにあたり
そんな人間関係も ものの見事に「断捨離」した
と言うより
やり尽くした
家族を持たない姉の事は責任を持って見送ってやろう
私が先に逝けば 姉は故郷にて心で別れを告げてくれればいい
私は静かに去っていきたいし
直葬散骨墓もいらない
40年来の友達ともそんな関係である
寡婦 離婚 介護 終生独身と
男女間の生々しさは皆卒業組である と思っていた
みんな実にさっぱりとしている
我が子達は三十路を過ぎてもまだ独身である
一縷の望みで子供達の結婚式が
我が人生最後の結婚式参加になればと思っていたが
子供達の思いははっきりとしている
結婚する意志がないのである
となれば 私の人生で
もう冠婚葬祭に出るような新しい人間関係の広がりはない
結婚は若い人ばかりとは限らない
再婚する人 再々婚だって今のご時世沢山いる
しかも再婚でもなんでも 堂々と式を挙げなはる
そんな知人の1人が「結婚式」お披露目式を挙げる予定でいたが
コロナ禍で中止になった
招待されても もはや着ていく服がない バッグも靴もない
見事に処分をしてしまった
ジーパン スニーカー ザック ポテチン…⁇
しか持っていないのである
お祝いも知らんぷりを決め込む
コロナが収束してから結婚式なんて
人生の時間が待ってくれない
だってその知人の女性は古希
寡婦 離婚 介護 終生独身と その中のひとりである
相手の男性の事は怖くて聞けない
歳を重ねて新たに異性と一緒に暮らすことの意味
私には わからん
そんなしんどい事 ようできん
たぶん籍はいれないと思うが
人生はいくつになっても 斯様に花が咲く
ちなみに先輩は現役で介護の仕事もされており
50代の時にご主人を亡くされています
古希になられましたがそんなものは戸籍年齢
かくしゃくとしていてとてもお綺麗です
男女を問わずみんなから愛される素敵な女性です