ふきの指定席

天性の詐欺師

A子は40年来の友人でしたが 
ここ10年ほど 私の方から距離を置くようになりました 

残念なことに 近所に住んでいます
引っ越せるものなら 引越しをしたいのですが なかなかそうもいきません
距離を置く理由は 彼女が天性の詐欺師だからです
付き合っていて30年間も 私は彼女の嘘に 全く気が付きませんでした
彼女の計算高さや はしっこさは別に不快ではなく 
しっかり者と好意的に捕らえていました

それは私に向けられることはなかったのですが 
まぁ私が気が付かなかっただけで 
後に色々な事が判明し愕然としました 
ここでは書けませんが私だけならまだしも 
家族に及ぶとなるとA子と距離を置くしかありません 
A子の心を逆撫でしないように 少しずつ離れて行きました 
10年かかりましたが

喧嘩別れをしたわけではないから 
街中で会えば挨拶もしますし 世間話もします 

偶然だけで 必然の排除に成功したと思っていますが 
なにせ彼女は天性の詐欺師 天才ですから 

私はこの町でのほほんと暮らしながらも 
常に心の隅に緊張感を抱えています


A子とは めったに街中でも会うことはありません
彼女は 少しもジットなんかしていません
常に目的意識を持って日々生きています 
とても忙しい女性なのです


いつものように チンタラ ボンヤリ 歩いていたら
私を呼び止める人が
A子でした
ビックリ
身体が巨大化し ドラム缶状態になっていました
「お茶しようよ」と言われましたが もちろんお断りしました
「友達が来るので」と 私も嘘八百です
でないと A子は家に来る勢いでしたから 
10年もかかってやっと必然を取り除いたのに

狐と狸の化かしあい
どっちもどっちですね
人はいろいろです 



 せまいニャァ~  読んで頂きありがとうございます
'シニア日記ブログ 60歳代へ


読んでいただきありがとうございます ♡♡♡

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「のほほんの記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事