ふきの指定席

ただ夏を生き抜く

あれは6月だったかな 遠出をした時気分が悪くなり
駅のホームのベンチに座ったまま 動けなくなってしまった
意識はあるのだが 身体が浮遊し 異常な辛さだった
人様に助けを求める発想にはいたらず 
人々の行き交う距離がとても遠く感じた
今振り返ればそれは熱中症だったのではと思っている

暑すぎて 外に出るのが怖くなり 
ご近所での買い物以外は 引きこもる日々が続いている
冷房はなんとなく苦手で 除湿機能全開でしのいでいる
24時間つけっぱなしである
その事と関係があるのか 鼻の奥まで乾いてしまい 痛い
そして咳き込む始末
塩飴でしのぎ 
やはり冷房にしてみたり 咳がくしゃみに変わり
しゃーない エアコンを切って 扇風機にしたら
生暖かい空気をかき乱すだけ 部屋の温度は36度もあるではないか
これではいかんと
また除湿にする 鼻の奥は痛くなるが これが自分にとっては 一番生存率高し
父ちゃんが帰宅すると
「暑い」と 吠え
即冷房に切り替わり 扇風機maxになる
「寒い」と 長袖のシャツを着る私
即鼻水たらり とまらなくなる
他の部屋に逃げようにも そこは灼熱地獄


子供の頃の たおやかなる 夏の時間が 懐かしくてならない
半世紀以上も前なんて かなりの昔だ
今では
「天国と地獄」の方が近くなってしまった 
近づかないように踏みとどまっているが
ただ夏を生きる
なんと大変な事か




にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな幸せのある暮らしへ    


読んでいただきありがとうございます ♡♡♡

コメント一覧

ふき
sakeさん
https://blog.goo.ne.jp/asanotokino
我が家の隣が小学校なんですが
プールは中止 朝のラジオ体操も中止
夏休み登校も中止になったとか
子供達の声なんて全く聞こえないし
姿も見ません
異常な暑さゆえの事だと思います

年を重ねた身には この暑さが応えます
年々辛くなってきました
北陸の寒村で育ちましたが 
60年前の夏は扇風機がなくても大丈夫でしたし
30度超えもほんの2~3回 31度なんてめったになく
お盆を過ぎれば 肌寒くて海にも入れませんでした
田舎の大きな家で 通り抜ける風を感じ乍ら
井戸水に冷やしたスイカを 縁側で食べる
それが 子供の頃の夏の風景でした
蝉もうるさいくらい鳴いていたし…
懐かしいな  
sake
ほんとですね
確かに夏は「天国と地獄」
冷房のある部屋と無い場所の格差ありすぎ。

会社でも冷えすぎで頭痛、家に帰っても今度は熱中症の一歩手前で頭痛・・・。
子供の頃の夏が懐かしいな~
今では学校のプールに通うなんて考えられない。この暑さでそこまで歩けそうに無い。。。

ここまで暑くなかったような気がします。
あの夏はもう帰ってこないのかな。。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「のほほんの記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事