美味しいと思えば 同じ物を作り続ける癖がある
先のブログに オージービーフのサーロインがいけていることを書いたが
このところの週末の定番メニューである
で昨晩はトンテキに挑戦
焼き方は両者おなじなのだが これまた美味しい
私は食べないのですが 味見だけです
実は父ちゃんトンテキを食べながら 豚カツが食いたいと言って はばからず
油で揚げる料理は 私の人生から卒業しています
少量の油で らしき豚カツを作る事もできますが
その衣すら 燃え~萌え~ もうえ~ と拒否る私
父ちゃんはまだ若いし よりエネルギーのある物を 欲するのかもしれないが
トンテキでいいやんね
料理も何もシンプルにとの道程は 中々かないません
で
平日は家では禁酒の父ちゃんも
昨晩は豚カツが食いたいとヤケ酒を
日本酒は飲まないのに「不動心」に手を出しやがった
芳醇な香りと共に 舌に優しく絡む旨味
芸術的な美味しさです 飲まないで~とは言えず
私も負けじと飲んだんですが
人生の最終章は お神酒で〆るのも 悪くはないな
との思いがかすめたら
本当にそんな風にして 旅立ってしまった女性の事を思い出してしまい
その女性の魂の大きさに
昨晩から心のざわめきが止まらなくなってしまった
その時 母である女性まだ30代後半の若さだったと思う
病に伏し 余命いくばくもない状態で
起き上がる力もなく 床についていた
「私にもお神酒を頂戴」と ご家族に声をかけられた
渾身の力で 飲みほし
その表情は悟りを得たかのように 神々しいものだった…
もう何年も前の事ですが
テレビのドキュメンタリー番組で その女性の事が放映されていましたので
番組をご覧になっていれば これだけの語りで
その女性の事を 思い出される方もいらっしゃるかもしれません
ご家族の皆さんは どうしていらっしゃるだろうか
今の時代はネットで確認できます
いいのだか悪いのだか
あんな女性が自分の母親であったこと
妻であったこと
誇りに思えるだろうな
あ~ 我が「不動心」
父ちゃんに呑まれてよしとくらー