日本人だもの 地震のことが 心に影を落しているのだ
父ちゃんは ゴルフの練習に
息子は 午前様だったが 朝一で外出 休日出勤なのかな?
夕飯もいらないと ハイナ
村上春樹氏の「遠い太鼓」を読んだ
氏は“普通”人であった
86年から88年の3年間 ヨーロッパで生活をした時の記録であるが
内容は感覚はすこぶる今なのだ
素直に面白く読ませて頂いた
ワーキングホリデーでカナダに行こうとしていた息子であるが
あれはどうなったのかな
すっかり日本にいついてしまっている
若いときこそ日本から出て世界を知ってほしいと思うが
顔だけを記憶しているが その青年が自分の旅本を出した
全然普通ではない旅本
ヨーロッパを旅している途中サーカス団と出逢い
そのサーカス団の一員となって旅する話だったと思うが
青年はインデアンの衣装を着て道具を手渡しする的な役割だったと思う
なにしろ44~5年も前のこと 今70歳ぐらいになっているかな
横浜在住だったような気がする
その青年は私の書いた文章をどこかで目にし
当時18歳だった私を訪ねてきたのだ
2人きりで逢うのはなんなので 女友達 男友達2人 姉と
雁首そろえて彼を迎えた
すき焼きでおもてなしをしたことを覚えている
彼はあきらかに勝手のちがう表情だったが
それでも理性で耐え 2時間ほどで去って行った
わざわざ横浜から会いにきてくれたのに 申し訳ないことと思ったが
私はまだ“子供”で対処するすべがなかった
で 彼がその本を置いていった
細かい字でびっしり書かれてあった
面白いとは思わなかったが 青年の気持ちを思い一気に読んだ記憶がある
それが旅本を読んだ初めての経験である
それから7年後 私もまた青年のように旅に出た
25歳から26歳までの1年半 世界のあちこちを旅をした
旅行記を書いてみないかと言われ
何回もその気になったが結局何も書けなかった
あれだけのことを書いた青年のすごさを
その時はじめて尊敬しすごいと思った
それから数え切れないくらいの旅本を読んでいるが
「遠い太鼓」が人生最後の旅本になると思う
あとはかじり読みで十分だ
情報過多と思えるほど読み尽くしたから
あの青年はどうしているかな
申し訳ないことをしたと悔いが残る
「それ俺だよ」と
こんな狭くて広いネットの世界だもの 気がついてくれないかな
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ふき
kao
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