ふきの指定席

散居村 



今回の旅の目的はこの地に降り立つことであった
半世紀に及ぶ我が想いである
頭では わかってはいたが 降り立ったのは“今の”散居村である
“あの”時代の散居村ではない
無言のまま対峙する
あの時代に思いを馳せる
居を構えたく思った
勿論あの時代の散居村にである
古民家の物件はないものかと探してみる
なんと 同行した父ちゃんも 色気を示すではないか
大きく人生の一歩を踏み出す勇気が 父ちゃんにはあるだろうか・・・




 
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