何気にテレビから聞こえてきたナレーション
「65歳のおばあさんが 果敢に戦う ナンタラカンタラ…」
しばくぞワレ！
私今現在65歳と5ヶ月です
65歳のおばあさんですから 耳だって遠くはなっているが
「不都合な音」には目ざとい
私がおばあさんと呼ばれて許せるのは
幼気な存在からだけだ
ブログでは夫の事を「父ちゃん」と書いているが
生活の場では 名前にちゃん付け「○○ちゃん」と呼んでいる キモイ頭かしら
これを お姑さんの前でやらかしたら 顔がひきつっていた
それ以後は 婚家では父ちゃんの事を「○○さん」と呼ぶようになった
父ちゃんから「お母さん」と呼ばれても嫌だ
私の事を「お母さん」と呼んでいいのは
あくまでも我が子とイケメン青年だけ
話を軌道修正
まだ65歳 他人から「おばあさん」と呼ばれてたまるか
自分で自分の事を「お婆」と自嘲気味に言う事はあるが
自分可愛さ故である
我が息子が3歳ぐらいの時
義母にたいして
「ばーさん」と呼んで怒られ
「おばあちゃん」と呼んで無視をされ
目で私に助けを求めてきたが
私が「お母さん」と呼んでも
母子で 返事をしてもらえず
今になって愛されていなかったと わかるのだ
私も好きでない人間 無関係な人間から
「お母さん」「おばあちゃん」と 呼ばれるのは嫌だもの
私はあまりお母さんと呼ぶ事無く 接していたが
息子も「おばあちゃん」と甘える事はなかったかな
幼児の感性は 刃物の如く 鋭敏なものだ
ちゃんと感じ 大人を見ている
義母が亡くなった時 一番泣いていたのは
我が息子だったし そして私だった
義母は とても正直な人間で 心がブレずにいつも凛としていた
素敵な女性でした
呼称ひとつにも 心に染み入る 人の儚き美しさ
大切にしたい
幼き我が子達から
「母ちゃん」と呼ばれた時が いっちゃん幸せだったな 過去形かよ
