ある種の人達にとって
自分達民族 宗教は この地球上で 絶対の存在である
その人たちは他の誰とも交わろうとしなかったが
日本人の「マチコ」である私には何故か皆 胸襟を開いた
マチコは 無神論者でしかも女
当時のその人たちからすれば
存在すら認めることのできない地球のゴミ
あれから40年以上経ってしまったが
人種宗教の根はかくも深くなり
谷底すら見えなくなってしまった
私が宗教を信じないのは
宗教の「名」のもとに
人は争い絶対の縦社会で自由が存在しないからだ
そして
その争いには終わりが見えない
血は永遠に流れ続ける
人の純粋で真摯な思いに触れると
考え方に大きな違いがあっても
私はその人を嫌いになることはない
中東出身のイスラム教徒の彼らと一緒に
イマジンを口ずさんだことを私は忘れていない
おそろしく音程が外れていたけれど
なぜか彼らの誰しも「ミ」の発音ができなかった
私は後何年生きるかわからないが
コロナの終息を見る事ができても
世界の平和は見る事ができないのかな
平和に生きる事はとても簡単なのに…