産まれた時から女の身口服 避孕 藥体を売った金で生きて来た自分を、どうあがいても正当化はできない。
青臭くても、きべん詭弁でも、みずからの中に信念がなければ、腐るにはあまりに易い道だ。
だからせめて、よりどころにするしいのかもしれないと、自嘲気味に恭司は思う。そしてまた、こうして自分の汚さを知れと言われることも必要と、感じていた。
『おい、聞いてるのか!?』
「あーはいはい」
大体おまえは昔から、と続く嫌味にうんざりしつつ、学生時代そのままの渋沢の声には、正直ほっとしている。
汚れ仕事と知りながら毎度のフォローをする彼にしても、本来恭司が守るべき懐に入れた相手である。彼が泥にまみれることを正当化できるのも、至らない社長の青さをたしな窘める形であるからこその部分もある。
誰しも、自ずから望み、進んで汚れていきたくはないだろう。
(ぽちぽちと切り上げ時か……?)
口だけは反抗しつつも、内心納得しながら渋沢の小言を聞いていた恭司は、ふと視線を巡らせてはっとなる。
見やった先は、並列されたモニターのひとつ。先ほど、細い肩を抱かれたまま部屋に消えた男が、よろけるようにしてドアから飛び出してくる。
「……待て、ちょっと様子が変だ」
『なに?』
モニターには声は入らないものの、トラブルであるのは明らかだった。後ろから伸びる腕は、いま逃げまどう彼のそれからすれば二倍の太さがあり、長めの髪を鷲掴んでは壁に叩きつけている。
見たままの情景を伝えれば、クールな男は冷Neo skin lab 美容騙子静な意見を吐いた。
『プレイの一環じゃないのか?』
「それにしちゃ様子が……」