「和魂商才」

久しぶりに福山市に来ています。

駅周辺は、以前に比べるとずいぶん新しいマンションが増えたなという印象です。

古びた商店街のあった繊維ビルの跡地には、今では見上げるようなタワーマンションが建築

中です。来年春には、ホテル、スーパーマーケット、ショッピングモール、オフィス、クリ

ニックなどが入った複合ビルとして生まれ変わります。

街が変わっていくのは何かワクワクしますね。

何か土産でもと思い、駅ビル内をぶらぶらしていると面白いものを見つけました。

福山の土産といえば、鯛の浜焼きなどの海産物が有名ですが、個人的に甘いものが好きなの

でスイーツの売り場を見ていると1620年創業で虎焼き、とんど饅頭で有名な「虎屋本舗」の

元祖・そっくりスイーツというものがありました。

たこ焼きにしか見えないシュークリーム、お好み焼きそっくりなマロンケーキ、もしかして

オムライスなどなど　以前全国のマスコミに取り上げられて一躍有名になったそうです。

ためしに買ってみました。味のほうは・・・・・・・・。（ためしてみて下さい。）

それにしても和菓子の老舗が400年もの長きにわたって現在まで生き残っていく秘訣は何な

のか。

虎屋本舗の商訓に「和魂商才」というのがあって、これは日本古来の精神と商人の知恵の

融合、日本古来の伝統や格式を残しながら現代風に進化させていくというものだそうです。

伝統だけに縛られず、常にその時代に合った新しいものにチャレンジしていく精神が大事

なのですね。