クリスマスイヴですね。
クリスマスツリーのてっぺんに飾る星は「ベツレヘムの星」と呼ばれ
イエスキリストが誕生したことを告げる天空の印であり
これを見た東方の三賢者をベツレヘムに導いたとされています。
さて、この星はなに?
ということを天文学者が論議を重ねていました。
1614年、ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーは
紀元前7年に起きた木星と土星の3連会合、
すなわち両惑星が合体して見えるほどの接近を3回繰り返したもの
がベツレヘムの星の正体だと結論付けました。
丁度400年前にこんなことが語られていたのですね、、、。
皆さまはどのようなクリスマスイブをお過ごしになるのかしら?
2014年の現在の宇宙では
今朝、土星が蠍座サインから射手座サインに移動しました。
観測をするとすれば、日の出前の5時ころ東の地平線から昇ってきますので
6時ころに東の低い空で輝いているのが見えます。
一方、木星は22時ころに東の空の見やすいところで輝いています。
現代のベツレヘムの星は離れていて
獅子座サインに滞在している木星は夜中に天頂に輝き、木星が西に沈み
日の出の直前に射手座サインに入ったばかりの土星が朝焼けの空に姿を現すのですね。
今日は三日月。
夕方、16時ころ日が沈んだ西の空低く
細く痩せた月が観測できます。
クリスマスのイベントなどで御馳走に幻惑されてしまうシーズンですが
ちょっと夜空のコトを思い出してひそかに行われている天体ショーをご覧くださいませ~。