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哀れみの天使

2015-04-28 11:54:24 | タロット/オラクル/ルーン

タロットの14番目のガードは「節制」。
紫色のスリッポンを履き、前髪を乱し、癒しを必要とする人の傍らに舞い降りる天使。

天使は時空を越えた存在だ。

天使の力を必要とする人のそばに瞬時にやってくる。辛いときや途方に暮れたとき、困ったときに「天使さん、私のところに来て助けて」と願うだけでよい。天使はすぐに現れる。

人は、ある意味「問題解決」の方法を必要とする前に自分が追い込まれた「苦境」に共感してもらうことを渇望するものだ。
心が渇き、ささくれてしまうとそこから先に進めない生き物なのだ。どんなに素晴らしいアドバイスであってもその段階では「無用の長物」。そもそも受け入れ体制になっていないから無意味になってしまう。

吐き出さないと入ってこない。

よく、深呼吸しましょう!と言うと「スーゥー」と息を吸う方がいますが、あれは駄目です。
「はぁ~っ」と、吐き出してからでないと(^_^;)
最後まで息を「全部」吐き切ると自然と息が楽に入ってきます。人間の身体はそういう構造なんです。
そう、すでに肺には空気が入っているから、新たに吸った空気が入るスペースがないのです。

手順って大切ですね。


癒しとは吐き出させることかもしれない。
溜まった心のオリを全部出してあげる。その時に使う道具は「共感」という心のスポンジ。すぅ~、と相手の心に染まりその方が抱えている痛みや悲しみ、やるせなさを同じように感じる力だ。

共感するには先ずは「吸い込む」。ジャッジを下さない。ジャッジをするのは「正義の女神」

タロットの8番目のカード。
天使ではなく女神だ。
そして傷ついた相手と一緒に苦痛を「吐き出す」。この順番で。

話を聴いてもらうだけでも癒されるというのは事実です。

会話のキャッチボールは楽しいものですが、大切な人の話はじっと聴いてあげてくださいね。

嘆きをよくよく聴いてくれるのが哀れみの天使。癒しの天使なのだ。

  

この2つのカード。どちらも「バランスをとる」という象意があります。8:正義は剣(風・知性)を扱い、14:節制は壺に入ったオイル(水・情緒)を扱う。ここが違うところです。

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