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時の栞・翡翠工房

写真屋時代の写真入り年賀状の話

某写真屋で働いていたとき、年末になると写真入り年賀状の
受付がピークに達していました。

当時、まだ各家庭にはパソコンが普及していなく プリントごっこや
スタンプ、手書きなど アナログが主流でした。

印刷や写真入り年賀状は、ちょっと値の張る高価なもの。
それでも、光沢のある美しい仕上がりで、結構人気でした。

お客さんがチョイスする写真も様々で、表情が良いからと
選んだ写真は、逆光の暗いバックだったり、意表をついておもしろいからと
花嫁さんが立ち上がって駆けだすのを 新郎が驚愕してる場面など
なかなかユニークでございました。

子供の写真が主流でしたが、すごく遠くで遊んでるのとか、ピンボケとか
普通に持って来られるので、プロとしては、うう~むと唸る素材も多々でした。

「他にないですか?」と聞き、何枚かあるものは、私たちが見て
出来上がりに栄えがあるものを選びました。

そりゃ、こっちはどんな出来栄えで上がってくるか、予想はつきますし、
それを貰った先方さんが、え?なにこの写真って、首をかしげるのも
想像がつきました。

でも、依頼するお客さんは これが一番良いって確信してますので
譲りません。
そういう方は、そのままお出ししていました。

ま・・・仕上がりを見てフリーズする人もいましたけど、
自分が決めたことですから。

うちにくる年賀状も、すっかり自宅PCで印刷が増えました。
宛名も裏面も印刷が増えました。
昔は宛名の書体を見て、ああ誰々さんだと分かりましたが
最近は、少ないです。
年賀状を書かない人も増えてるし、それぞれだと思うので。

結婚して、出す枚数が増え ちょっと手描きも時間がかかりますが、
私の年賀状を楽しみにしてくれてる人もいるので、出来る限り
手作り手描き年賀状に 努めたいです

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