中学の美術の時間、チューブから出した色を そのまま使わず
白と混ぜて使いなさいというのが基本でした。
ところが、その癖が抜けなくなって、原色を扱えなくなってしまったのでした。
「翡翠ちゃん~赤とか、青とか使わないの? いっつも白っぽい画面だよね~」
専門学校の授業で、クラスメートに言われました。
「いや・・・そんなことはないはず。」 といいつつも、使えないんです!原色が。
気持ち悪くて・・・
そして、20代前半のころ 顔彩を使うステンシルの仕事が入ってきました。
フタを開けると、赤・橙・黄・青・紫・黒・茶・白
げ・・・原色ばっかりやん!!
ドン引きでした。
しかし、仕事です。
この絵の具を使い、ステンシルの型紙や絵の具を売らなければなりません。
売り上げを左右するのは、私が作る見本にかかってくるのでした。
原色嫌い!なんて わがままはバッサリ捨てました。
今、原色を効果的に使うことが出来るのは、この時の経験からです。
原色は、トランプのジョーカーのようなもの。
使い方次第で、画面が生き 間違えば絵を台無しにしてしまう 力の強い色です。
色の声を よく聴くことが大切なのです。
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