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時の栞・翡翠工房

原色恐怖症

一番始めに使っていた絵の具は、ポスターカラーです。

中学の美術の時間、チューブから出した色を そのまま使わず
白と混ぜて使いなさいというのが基本でした。

ところが、その癖が抜けなくなって、原色を扱えなくなってしまったのでした。


「翡翠ちゃん~赤とか、青とか使わないの? いっつも白っぽい画面だよね~」
専門学校の授業で、クラスメートに言われました。

「いや・・・そんなことはないはず。」 といいつつも、使えないんです!原色が。
気持ち悪くて・・・




そして、20代前半のころ 顔彩を使うステンシルの仕事が入ってきました。
フタを開けると、赤・橙・黄・青・紫・黒・茶・白

げ・・・原色ばっかりやん!!

ドン引きでした。



しかし、仕事です。
この絵の具を使い、ステンシルの型紙や絵の具を売らなければなりません。
売り上げを左右するのは、私が作る見本にかかってくるのでした。

原色嫌い!なんて わがままはバッサリ捨てました。



今、原色を効果的に使うことが出来るのは、この時の経験からです。


原色は、トランプのジョーカーのようなもの。
使い方次第で、画面が生き 間違えば絵を台無しにしてしまう 力の強い色です。




色の声を よく聴くことが大切なのです。

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コメント一覧

翡翠
>風花さま

私は、高校3年のときに初めて絵本を作ったんですが、その時から色使いが変わってしまいました。

変にまとめるようになって、躍動感が無くなった気がします。
今は、まとめつつ躍動感を出せるようにするのが課題ですね

風花
私は、強い色を使ってしまう癖が
あったらしく、学生時に
師匠に、よく「風花の色使い、怖い!」
と、言われてました。

色との対話は、未だに下手です…
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