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時の栞・翡翠工房

迷子のこと



連日報道されていた、行方不明男児が 無事発見されて
良かったです。

このニュースを見るたびに、小学校1年生のとき
公園で 迷子になったことを 思いだします。


その日は、従兄弟と私、従兄弟の父親と 3人で
通称 パンダの公園という所に遊びに来ていました。


二人で遊んでいると、叔父の姿が見えません。
まず、従兄弟が気づき 「お父さんが いない~いない~」と
泣き始めてしまいました。

私も従兄弟が泣き出したことに ビックリして 同じく
泣き出してしまいました。

二人で公園を 出て叔父を探しに 車道へ上がって行きました。
夾竹桃がうっそうと 茂る車道には一台の 白いセダンが止まっており
中から 驚いた様子で 男の人が出て来ました。

「どないしたんや~何で泣いてるんや~」男性が話しかけてきました。

「おっちゃんが おらへんなった~」と私は説明し
「あらあ・・・迷子か~」と彼は唸りました。

「家 分かるか~?」と聞かれましたが、パンダの公園からの
帰り道は 全く分からず しばらく3人で立ちすくんでいました。

すると、パトロール中のパトカーが 横を通過しました。
男性は、パトカーを止めて、「この子ら迷子やねんけど~」と
お巡りさんに言いました。

「じゃあ、私たちが送り届けてきますよ」と警官が返事をし、
私と従兄弟は パトカーに乗せられました。

さっきまで泣いていたのに、初めてのパトカー乗車でちょっとワクワクな
私でした。

住所を聞かれて答えたかは、覚えてないんですが パトカーは
祖父母の家の近所まで来ていました。

その当時、幹線道路沿いに 唯一の玩具屋さんが あり
「ここのおもちゃ屋さんやったら、この子ら知ってるんちゃうか~」と
お巡りさんが 聞きに行きました。

玩具屋の主人が、「ああ~翡翠さんとこの子供やで~」
この道をまっすぐ行って、左折したとこですわー」と
説明してくれました。

数分後、私たちはパトカーに乗って、無事帰宅しました。

叔父も帰っており、うちの両親に トイレに行ってるあいだに
子供たちが 居なくなったと説明している所でした。

今でもパトカーに乗って帰ってきたと 語り草になっている
パンダの公園迷子事件、子供って 予想以上の展開にしちゃうんだよねえって
思います。

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