『マクベス』
千秋楽の幕が下りました。
まだ胸がいっぱいで…
上手く言葉に出来そうにありません。。
でも、今日この日に
マクベスへの気持ちを
マルちゃんへの気持ちを
残したくて。。。
マルちゃんも、キャストの方みなさんも
最後の舞台を思い残すことなく思いっきり演じていたように思います。
そして、
最高の演技で千秋楽の幕が下りました。
マルちゃんの演技も研ぎ澄まされていて、
ひとつひとつの表情の全て、声の出し方、
表現、何もかもが、
頭の先から爪先まで、髪の毛1本1本まで
そこに居たのは紛れもなく私が観た中で最高のマクベスでした。
マクベスの内面の移り変わりも、外見の移り変わりも見事に演じていたマルちゃんが、
激しい殺陣や立ち回り、感情の起伏も全身全霊で演じていたマルちゃんが、
本当に素晴らしかったです。
マクベス最後の殺陣は私が観た中でもとても迫力が増していて圧巻でした。
千秋楽ということもあり、特別に感情が入っていたように思います。
マクベスの凄みと哀愁が増していました。
マクベスの色気に何度ゾクッとしたことか。。。
お妃さまが亡くなったあとの
マクベスの悲しい表情に胸が苦しくなって
泣きたいのに我慢しているマクベスが
哀しくて。。。
最後の戦いの前、
必死で自分を奮い立たせているマクベスの
狂気の笑みが
辛くて哀しくて。。。
最後はやっぱり少し泣けました。
ひとつの野望が芽生えてしまったせいで人生を狂わせてしまった哀しい男の物語。
でも、それだけではない奥深さに物語の面白さがありました。
見終わった後はほぅっと大きな溜息をついてしまいました。
それだけ「マクベス」という世界に入り込んでいました。
観劇していた時握っていたハンカチが
見終わった後、手のひらの汗でかなり湿ってました。。
観ている私も力が相当入っていたんだと思います。
シェイクスピアの作品は難しいイメージがありましたが、
演出も凄くよく出来ていて解りやすく、演者のみなさんのキャラクターもとても創り込まれていたので、二役、三役でも気にならずに、「その人物」として見ていました。
迫力もあり最後までずっと引き込まれて観ました。
魔物のダンサーの方々が物語の中で、魔物以外にも人間になったり、小道具を出したり片付けたりしてたのも、本当に自然だったので、上手い演出だなぁ。。
と感動しました。
舞台『マクベス』
を、
観劇できたことを本当に嬉しく思います。
そして、
暗転。
そこには、
マクベス全32公演を無事に完走して、
晴れやかな顔で挨拶をするマルちゃんが。
その、無事に千秋楽を終えた安堵と達成感に満ちあふれた笑顔がとても素敵でした。
キャストの方々の挨拶とマルちゃんとのやりとりから、とても素敵なカンパニーだったんだなぁ。
と、嬉しく、
そして、そんなマルちゃんを誇らしげに見守りました。
壮絶な人生の幕を閉じたあとのマルちゃんの笑顔があるから、重々しい気持ちのままではなく、あったかい気持ちになって帰路につけたのも、マルちゃんだったから。
ただ…
今日はそんな笑顔のマルちゃんを見て涙が出そうになったけど。。。
ずっと鼻の奥がツーンとなってた。。。
でも、
何度も手を振りながら去っていくマルちゃんの笑顔が素敵で。
あぁ…
私はやっぱり舞台人丸山隆平が好きなんだと。
丸山隆平という役者が好きなんだと。
マルちゃんがやっぱり大好きなんだと。。。
胸が熱くなりました。
千秋楽で目の前でマルベスを観れたことに本当に感謝します。
ひとつひとつの表情の全てを目に焼きつけてきました。
すぐそこで観たマクベスの汗も息づかいも。。。
眼の色も。。。
しばらくはマクベスの世界から抜けれそうにありません。。。
本当に素晴らしい舞台でした。
マルちゃん
マクベス無事に千秋楽を迎えておめでとうございます。
全32公演本当にお疲れさまでした。
この舞台の経験はマルちゃんにとって、
とても大切な宝物になったね。
マルちゃんがマクベスを演じてくれたから、シェイクスピアの作品に触れることができました。
私にとっても、とても貴重な体験になりました。
そして、私にとっても、大切な宝物になりました。
本当に素敵な舞台をありがとうございました。
少しは休めるのかな?
リサイタルが直ぐ迫ってるので忙しいかな。
また、
次にマルちゃんに会える時を楽しみにしています。
マルちゃんじゃない「誰か」に会える時を楽しみに待ってます。
そろそろドラマもあると嬉しいなぁ。。
マルちゃんにとっても
素敵な毎日になりますように。
マクベスさま
やっと眠りにつけるのね…
不安にかられ猜疑心にとらわれることなくゆっくりと…
おやすみなさいマクベス。。