今日の路上ライブで話そうとしたけどブログのネタのためにとっておいた話をひとつ。
今日アツミは吉祥寺での路上ライブに向かうために電車に乗っていた。乗り始めて一駅過ぎたあたりで「かわいい～～！」と言っている二人連れの中年男性がいた。が、声だけは聞こえたけどアツミは気づいていなかった。すると、
「ねぇねぇ、ねぇ！（ここで初めてアツミ振り向く。）あなたのことよ。」と言い放った！
ちょ、ちょっと～！聞きました？あ～さん、「かわいい」だなんて、なんて素敵な事をおっしゃるのかしら～～～？しかしその直後、
「your japanese?」と聞かれた。そしてその男性二人は、「イタリアか？いや、いや、ロシアじゃないか？」などと人の事分析開始。アツミの心の中では、「おいおい、勝手に外人になってるよ。どう観ても黒髪の黄色人種じゃないか！！アジアにも分類されなかった。ってことはおじさんたちの視力はやはり曖昧だったのか？からかわれてるのか？あ～、あれだ、洋服屋さんに行って「お客さん綺麗ですね～！」って言われて図に乗って服買っちゃうあれと同じパターンか？しかし他の乗客からの妙な視線。まじかよ～。」などとため息まじりの言葉が通り過ぎた。
いろいろ国が飛び出してきたので「日本人です。」と言うと疑われた。一体どこに疑う要素があるのじゃ！
おじさんたちはその後もどれだけ人が乗ってこようともアツミに話しかけ続けて、日本人説を否定し続け、アツミはただただ黙って笑っていた。
その人たちは「おじさんたちはイタリア国籍の日本人」と言ってた。それを聞いた時、我に返った。かる～く図に乗ってしまった自分にハッとした。
世の中そんなに甘くないのだ。
なによ！「かわいい」って言われて浮かれて何が悪いのよ！！
アツミだってたまには浮かれたいのよ！
