前にこの日記でアツミ家実家が家を建て直している話をしましたが、いよいよ上棟式ということでお餅投げが行われました。
っていってもこういう行事がない地域の方は「何ぞや？」って思うかもですが、アツミの実家の地域では、家の骨組みが出来上がると上棟式、建前って言う場合が多いですがその行事があって、その家の棟上げを祝ってお餅やお菓子や俵、すな餅（鏡餅くらいの大きいお餅の事）を屋根の上から投げてご近所の皆さんにめでたい事のおすそ分けみたいのをします
アツミも小さい頃から、「今日はアノ家でお餅投げがある。」と聞くと、その家の屋根にぼんでんというお飾りがあがるのを待って(それがあがるともうすぐなげるぜぃ！の合図)あがると袋を持って走っていって拾ったもんです。
アツミ家も百数十年ぶりにこの行事を行った訳ですが、あんなに大変だとは一家全員が思ってなかったと思われます。家族誰かの結婚式ばりの大変さでした。
凄くみんなで色々用意してクタクタになって、投げる時間ちょっと前から空は無情のどしゃ降り。少し雨脚が弱まった所で、ぼんでんがあがり、親戚の男性陣は屋根に上がって投げ始めました。
人間の本性が出ますよ、こういう時は。骨肉の争いですよ。みんな目が違う。しかし雨のせいでライバルが少なく、みんな袋からあふれんばかりに(多少泥にまみれながらも)拾って帰っていきました。
しかし不思議。うわさだけでみんなはお餅を拾いにくるんだもんな～～。この町の情報網は凄い事になってます。
んでこの日は普段逢えないいとこや親戚のおじさん、おばさん、おねえさんに逢えたのが本当にうれしかった～～！！もっとゆっくり話したかったなぁ～～。
こういう行事は地域によって若干の違いがあるみたいです。みなさんの町はどうですか？
「家を焼かん」という意味を込めてやかんをくばったりする所もあるみたい。私の地域では、建前で拾ったお餅は家を焼いちゃいけないということで焼いて食べちゃいけないのだ！
ん～～、めでたいことはいいことだ～～！
