
今日タクシーに乗った。アツミは乗り物酔いがひどいくせに、車に乗るのが好きだ。今じゃ,車はマニュアル車よりオートマ車が増えて、車の乗り物酔いはかなり減った。やっぱりマニュアルの方が酔うね

実家の車が今でもマニュアル車だと言う悲劇はほっておいて話を先に進めると、今日はかなり久々にタクシーに乗った。どうしようもなく。仕方なく。貧乏なアツミはタクシーに乗るなんてことはほとんどない。だいだい、タクシーを止めるのに手を挙げる動作すら、しゃらくさい!と思ってしまう。東京に来るまで、タクシーとは手を挙げて停めるもんじゃなく,電話して来てもらうものだと思っていた。地元じゃ、駅ですらタクシーは呼ばないと来ない場合がある。実家ももちろんタクシーは電話で呼んでたし。
今ふと気付いた。逆に、そういえば東京で運転代行の車見たことないなぁ。そうか、居酒屋に駐車場がないからか!田舎じゃ居酒屋に車で行って、帰りは運転代行を頼み、代行屋さんに代わりに自分ちの車を運転してもらうという業種がある。そうすると自分ちの車の後ろを、もう一人の代行屋さんの、上にランプつけたタクシーみたいな車がついてきて、運転が終わるとその運転代行してくれた人を乗せて帰って行くのさ。居酒屋に駐車場があるシステム自体がよく考えるとおかしい訳なんですが、田舎じゃ居酒屋にも駐車場がないと帰りが困るのだ!電車がない!
話が脱線しましたが、やっぱりタクシーは落ち着かない。目的地を告げるのもドキドキだ。乗ったら乗ったで白いシートの上で、なんだかソワソワと「ちゃんと目的地で停められるのか?」とか、「ビックリするお値段が提供されたらどうする?」とかそんなことが頭をよぎる。以前乗った時運ちゃんにだまされ、遠くに連れて行かれた経験のあるアツミには、中3の1学期の期末テストくらいのドキドキ感が漂った。
予想通り、目的地を若干通り過ぎてタクシーは止まった。お金を払う手も震え、タクシーを降りた後のあの敗北感。虚しさ。完敗。なぜ故若干通り過ぎた所で運賃は上がったのか!なぜあの時「ここで停めてください」と言わなかったのか!アツミのバカバカっ!
アツミがスマートにタクシーに乗れた時、その時こそアツミの新たな人生が始まるのだ!!頑張れアツミサオリ!負けるなアツミサオリ!!