私の一生は10~15年くらいしかありません、
ほんのわずかな時間でもあなたと離れていることは辛いのです、
私のことを迎える前に、どうかそのことをよく考えてください。
「あなたが私に望んでいること」を私が理解できるようになるまで、時間が必要です。
私を信頼して下さい...、それだけで私は幸せです。
私を長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい、
あなたには仕事や趣味がありますし、友達だっているでしょう。
でも...、私にはあなただけしかいないのです。
時には私に話しかけて下さい。
たとえあなたの言葉そのものは解らなくても、
私に話しかけているあなたの声で理解しています。
あなたが私のことをどんな風に扱っているのか気づいて下さい、
私はそのことを決して忘れません。
私を叩く前に思い出して下さい。
私にはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど、
私はあなたを噛まないようにしているということを。
私のことを、「言うことをきかない、頑固だ、怠け者だ!」と叱る前に、
私がそうなる原因が何かないかと、あなた自身で考えてみて下さい。
適切なごはんをあげなかったのでは?
日中太陽が照りつけている外に長時間放置していたのかも?
心臓が年をとるにつれて弱ってはいないだろうか?などと...。
私が年をとってもどうか世話をして下さい、あなたも同じように年をとるのですから。
最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送ってください。
「見ているのがつらいから...」とか
「私のいないところで逝かせてあげて。」なんて言わないでほしいのです。
あなたがそばにいてくれるだけで、
私にはどんなことでも安らかに受け入れられます。
そして...どうか忘れないで...、私があなたを愛していることを。
(作者不詳)
誰が作ったのかわからないけど、ネット上でも多く取り上げられている。
可愛がる前に、育てる責任があること、
命の大切さ...
毎日、お留守番ばかりさせて、ごめんね。
あなたにほめられたくて : 犬の十戒
出版 エフジー武蔵
2004年 09月
933円 (税込:980円)