14年通っていたリトグラフ版画工房の師が亡くなった。
追悼 石橋泰敏
— ラール・ヴェリテ版画研究所 (@l_art_verite) March 18, 2024
石橋泰敏は「ラール・ヴェリテ リトグラフィ研究所」代表として、世界一と称される卓越したリトグラフ技術と情熱を持ち、多くの人々に才能と専門知識を提供した。2024年3月7日、享年74歳で永眠。
追悼文の続きはこちらをご覧下さい。
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先生についてはまだ感情が落ち着いてない。もう2か月が経とうとしているのに毎日新鮮に悲しくて恋しい。言葉にするには時間がかかる。
今日久しぶりに日記を書こうと思ったのは、シンプルな版画日誌をつけたかったから。
私は毎週金曜日に工房に通ってるんだけど、先生がいなくなった今、工房閉鎖の危機もあって自分のために記録した方が良いと思った。
またX(Twitter)で全世界に発信したいわけじゃない、本当にただの殴り書きの日記とします。
4/12
グループ展が終わりほっとしつつ、何もせずに一日がすぎてしまった。
4/19
アルミ版を一枚洗った。
グループ展で流れていた、先生の製版とウェットウォッシュのビデオが美しかった。流れるように無駄のない動き。
…で、自分の所作はどうなんだと撮影してみたら、版一枚洗うにしてもバタバタしてて見てられなかった。
4/26
金曜日メンバーOさんの刷りを見ながら学ぶ。
私達はずっと先生の指導のもと刷りをしており、一人でイチから刷れる人が少ない。
でもこれから先生無しで刷らなくちゃいけないんだ、あんな細かくて複雑な私の版を…と考えると不安でしかない。
でも、この日の刷りはとても安定してて美しかった。私ももっと学びたいと思った。
5/3
金曜日メンバーUさんの製版。
ベテランOさんがお休みで、次に(金曜日で)歴が長いのが私だ。
それはつまり、私がリードすべきでは…(一人でできないのに!?)と、かなり不安だったが、なんと別の曜日のWさんが心配だから…と教えにきてくれた。情け無い話だけど顔を見て本当にほっとした。同時に心配かけて申し訳なかった。
製版は無事に成功して、私も沢山学べて良かった。
毎週金曜日、工房が終わってから電車で帰るまでの中で簡単にでも更新できたら良いな。
ちなみになぜgooブログなのかといえば、実は本ブログは2008年からある。昔の日記なんて痛くて寒くて見れたもんじゃなく、全部下書きに移動させてる。