と帰ったはずの母に外でばったり。
私はお買い物に行くところでした。
「お母さん帰るんじゃなかったの?」
そう聞くと
母のとなりに泣きそうな少年。
東海道沿いの有松を歩いている途中、財布を落としてしまったらしい。
3人で探し始めました。
暑くて汗びっしょり。
帰るのに必要な電車賃を聞き、まず初めに渡したのはお金。
「え?いいんですか?ありがとうございます」泣きそうな男の子がすこしホッとした顔をしました。
しばらく一緒に探しても見つからない。
警察に電話し、絞り会館に電話し。
近辺の店に訪ねて歩きました。
警察の捜索願いが受理されひと段落したタイミングで
「私じゃー帰るね!」と母。約束の時間には間に合わない時間でした。
反対方向に歩いて行った母が
財布を見つけました。
あったよ!!!とお母さん。
よかった!と走りました。
「ありがとうございます!」深々と頭を下げた少年。
本当によかった🥰
どうやら私達より前に財布を見つけた人がいて、わかりやすいように移動してあったみたいです。
「ここに縦に刺さっていたよ。」
中身は無事だったそう。
と、ここまでが今日の話。
今日はこの出来事である昔の出来事が蘇りました。
かれこれ、、、12年前。
私は大学で働いていました。
切手を買ってきて欲しいそう上司に言われて車で買い出しに出た日に突然ゲリラ豪雨に合いました。
持っていた鞄や上着を傘にして、ものすごい雨にとにかく歩行者はみんな走ってました。
目に止まったある女の子。
大雨の中、走るそぶりもなく土砂降りの中歩いてました。信号待ちで止まった女の子。
これはいけない!と反対車線にいた私ですが、車を停め、車にあった傘を持って走って行きました。
「私、あそこの大学で働いている者なんだけど、これ、学生が忘れて行った傘。2本あるからよかったら使って、返さなくていいから!じゃーね!」とそれだけ言ってずぶ濡れで女の子に傘を渡し立ち去りました。
女の子は「え?あの?いいんですか?ありがとうございます」
会話を交わしたのはそれだけ。
それから10日後
教務課から電話がかかってきました。
「雨の日に傘を貸した学生さんが会ってお礼がしたいとこちらでお待ちです。」
え?と思って教務課にいきました。
「親切に傘をありがとうございました。私もこの学校の生徒で、あの日は授業が急に休校になり帰る途中の出来事でした。どうにか傘を貸してくださった方にお会いできないかと教務課の人に話したら卒業アルバムの写真を見て一緒に探してくれ、やっとみつけました。何日もかかってしまい傘の返却遅くなりすみませんでした」
あの一瞬でよくわかったね!とびっくり
とにかくすごい雨が降っていたし
大学は3つ混雑しており、指差しただけでは学校まではわかりません。たまたま同じ敷地の学校の学生だったと言うこと。
そして私の顔がたぶんあまりない顔だった?のかも?そして教務課の方が一緒に探してくれたことが幸いしました。
突然の雨にどうすることもできなく、諦めて歩くことにしたのだと話してくれました。
「親切にありがとうございました。心が折れていたから助かりました」と
このエピソードを今日の出来事で思い出しました☺️
困った時はお互い様😌
私も本当に困った時にたくさん助けられたから困った人をみたら助けたくなるのです。
そして一見無意味だったと思える出来事も、誰かの優しさに触れると心が落ち着いたり、また幸せの連鎖が続くのです。
きっとまた、自分と同じ境遇の人が現れた時に、自分がされたように迷わず手を差し伸べる事でしょう。
お財布の彼を見送ってから雨が降りました。
無事に帰れただろうか?😌
空を見上げてそう思いました。
財布が見つかって本当によかった😌