ココロを冷やすヒト

あたしがパパって呼ぶオトコはひとりだけ

でもさ、そのヒトは「あたしの母親の夫」だけど、遺伝学上の父親とは別人

そう呼べば喜ぶらすぃ～ってコドモんときわかったから、そう呼んでるだけで、別に深いイミないんだよね

まぁ～子供心に「ココは波風立てないほうがいいじゃん！」って理解したのねぇ～たぶん

特にど～ってことなく、ふつ～の家族でいられたし

実際、珍しいことでもないし

シングルマザーも疲れちゃったのかなぁ～って思ったし

コドモって冷静に分析してんだよね




んで、遺伝学上の父親はっつ～と、コレがねぇ～

経済的には安定してても、生活力ってベツなんだ！っていう見本みたいな？

う～ん、とにかく自由

フリ～なヒト

弟は「おじさん」なんて呼んでるみたいだけど、あたしは苗字で呼んでんだよね

だって、言われたもん

「私はキミたちを育てていないから、お父さんとかパパと呼ばないでください」

ふ～ん

会いたくて会ったわけじゃないんですけど

オトナ同士の約束で「ayapyonが小学生になったら会わせる」ってコトになってたって？

勝手に決めんなよなぁ～

ぶっちゃけ、いまさらめんどくせ

でも、あたしがめんどくせっつってもオトナが法律にのっとって交わした約束じゃムリだよなぁ～

っつ～のが６歳ayapyonのココロの声

「わかりました。会います」っつったのが弁護士さんにしたお返事っす




そのフリ～なヒトとランチ

なんだろ、あの居心地の悪さ

クリスマスのプレゼント、小粒のダイヤが付いたピアス

いかにも、本店から直接取り寄せました！ってなブランド品

仕事のハナシとか、世間話とか

な～んか、取引先のおエライさんと食事してるみたい

んで、思ったね

あぁ～やっぱ、めんどくせ

初めて会ったときの「めんどくせ」がず～っと続いてんだよね

毎月1回のごはんだけど、毎回毎回めんどくせが増殖中

「ayapyonさんは、まさにクールビューティですね」ってかっ？

だって、あのヒトに会うと心がひ～んやりすんだもん

別にキライじゃないけど、な～んかね





んで、帰るとダーリンにあっためてもらう

いつもよりも～～～～～～っといっぱ～～～～～いダーリンにくっついちゃう

あたしってヘンなのかなぁ～