唇、ちょいかさついてる
しっとりバーム塗って
おやすみ用のマスクして寝るといいらしい
ってな話をしてたら
「接触禁止?」
接触って
「今日だけ、了解」
いや、別に了解を求めてないけど
「ホントにマスクで寝る?」
「うん」
ご不満ですかぃ?
. . . 本文を読む
たとえば
視界に入っただけで
胸が高鳴る
それは、恋ってヤツではないのかぃ?
実際、話すときは
全然平気なふりをする
意識してしまうから
わざと、くだけた女子を演じてしまう
もう、完全に好きでしょ
部下ちゃんでも後輩ちゃんでもなく
トモダチから、こんな話を聞かされるとは
「すべてがキュンなの」
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ついつい肩を揉み揉みしてたら
部下ちゃんが
「良かったらマッサージしましょうか?私、上手ですよ」
いやいや、それは申し訳ないでしょ
丁寧にお断りしたけど
そんなに目立ってたのね
お恥ずかしいわ
帰り、マッサージ行こうかなぁ
今日は定時で帰ろう . . . 本文を読む
おつかれちゃん
ちょっと、身体が痛い
昨日、リビングのソファで寝てしまったせい
帰ってきたダーリンの様子見に行って
お帰りって声かけたら
寝てんの
シャワーも使わずにバタンしたみたい
疲れてるなぁ
起こすの可哀想で
このまま寝せてあげよ
広げられるソファベッドだったから
ゆっくり、ゆっくりサイズアッブ
ネクタイ外して
シャツ、スラックス、ソックス
脱がせ . . . 本文を読む
ダーリンが帰ってきた
ついさっき
やっぱり、帰る
って連絡あったけど
どこからだったんだろ
遅くなるから、むこうのマンションに泊まるって言ってたのに
遅くなるときは、向こうの方が近い
朝だって楽なのに
リビングから
バスルーム
キッチンでお水飲んで
そろそろかな
よし、お迎えしてあげよ . . . 本文を読む
人って
思わぬところで繋がってる
トモダチと時々行ってたバー
そこの常連さんと
ジョージのお散歩で遭遇
挨拶程度で
ちゃんと話したことない
その程度の関係
でも、お互い見覚えはあるから
他の場所で見かけて
あっ、どうも
みたいなカンジ
でもね、ワンコは知ってる
ご近所さんちのダンシ-バくん
ジョージも仲良しだから
どうして、散歩させてん . . . 本文を読む
明日はブライダル関係のイベントお手伝い
プロの方々がいるから
ホントに雑用係だと思う
同行する部下ちゃんたち
楽しみにしてたけど
裏方っていうのは
どこでも地味なもんさ
特に生涯に一度だけ
(だいたいのひとはそうでしょ)
ヒロインになれる機会だもん
精一杯、どこまでも
スタッフは
地味に
目立たないように
ってのが鉄則でしょ
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あたし、おじいちゃまが大好きだ
母親より親近感持ってる
もちろん、どちらにも愛情はあるけど
母親に対するのとはちょっと違う
仕事の現役を退いて
いわゆる悠々自適生活なのに
連絡あったと思ったら
海外にいたりする
基本、綺麗なお姉さん連れてね
ふと見たら
ダーリンとオンラインでお話してんじゃん
「サッカー観戦に来てるんだけど、おみ . . . 本文を読む
この間、仕事で行った西の都
便宜を図ってもらった向こうのトモダチから
色々と届いてしまった
お世話になったお礼に
彼女が好きなクルミ入りのスモークチーズ送ったから
その、お返しかな
カードに
「次はダーリンくんと、ゆっくり来てね」
印刷かと思ったら
ホントのキスマークって気付いて
ちょっとひいてるダーリン
って光景を見て、笑いが抑えられず
あたしが好きな、え . . . 本文を読む
おはようでござる
泣いた記憶はないけど
朝起きたら目が腫れてた
あぁ、いい香りが近づいてくる
片手に冷却シート、もう片手にコーヒーカップ
ジョージの後ろから
エプロン姿のダーリン
「夢の中で、泣いてたよ。号泣」
マ、ジ、で、す、か
「どんな夢見てたの?」
あたしが聞きたいです
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