おじいちゃま

夏に再会した、幼馴染のみぃーちゃん
あれから、メールとか電話で連絡取り合ってたんだけどさぁ～
今日、すっげぇ～分厚い手紙が届いたわさっ
それも、ちゃ～んとした手書きだじぇ～

ん？みーちゃん、どした？？？って思って、急いで開けてみたら・・・・・


マジっすかぁ～！？

みぃーちゃん、来年結婚すること離婚したお父さんに連絡したとき、夏にあたしと会って、連絡取り合ってるってハナシしたらすぃ～
懐かしいでしょ？みたいなカンジでね
そしたらお父さん、異常に反応しちまったんだとよ
ヘンに思ったみぃーちゃん、ナニ？って聞いたら、みぃーちゃんも「えぇ～」っつ～内容だったってさ
っていうか、あたしのほうが「えぇ～～～～～」なんですけど

だってさぁ～あたしに「みぃーちゃんのおうちはね、夜逃げしちゃったから、もう会えないよ」ってあたしに教えてくれたおじいちゃまが・・・あのおじいちゃまが・・・
ウチの家族にな～んも言わないで、みぃーちゃんち援助してたっていうじゃねぇ～か
お父さんとお母さんに仕事の紹介したり、雇用の保証人になったり、みぃーちゃんの学校に提出する書類にも、おじいちゃまから頼まれた知り合いの名前あったり
まぁ～おじいちゃま本人の名前出すわけにいかねぇ～わなっ
とにかく、みぃーちゃんが看護学校卒業するまでそ～いうの続けてたってことらすぃ～よ

お父さん、おじいちゃまにクチ止めされてたから、ず～～～っと黙ってるつもりだったけど、あたしと付き合い再開したって聞いて黙ってられなくなったんだってさぁ～

「聞いてからあたしも黙っていられなくて・・・ayapyon、ナニも知らないふりしててね。おじいちゃまに、どうして黙ってたの？って聞いたりしないでね。せっかくの好意だもん」

おじいちゃま・・・・
ただの若いおねぇーちゃん好きの遊び人じゃなかったのね

あたし、おじいちゃまのこと、マジ

尊敬いたします