遅咲きのデビューなのね・・・

トモダチと飲み会
ぐびぐび～飲んじゃったも～ん
でもさ、一気に醒めちった

むかしっからのトモダチだから、オトコだけどお互い色気ナシ
ま～ったく気つかわなくてい～から楽なんだよね

「おれら、しらんヒトから見たらカップルに見えるよな？」
「はぁ～ありえないっつ～のナニ言ってんだか」
「ayapyon人妻だから、フリンか？おいおい・・・照れる」
「んなことど～でもい～からさ、ハナシあんでしょ？」

なんか言いにくいのかわかんないけど、なっかなか本題に触れないんだよね
「オンナ？」
「いや・・・」
「仕事？」
「いや・・・」
「お金？」
「いや・・・」
ちょいめんどくなって、「んじゃ、ナニ？」
「あのさ、おれ的には深刻なんだよな。マジに」
「だから、マジに聞くから、ナニ？」





「おとこ・・・」


「・・・はぁ～！？」



今までず～っとカノジョいたから、すっげぇ～びっくら
まぁ～あたしより本人のほうがびっくらだと思うけどね
急にある男のヒトが気になって、この気持ちはナニ？って考えたらすぃ～
んで
「相手はオトコだけど、オンナを好きになるときとおんなじじゃん！えっ？おれ、そうなの？マジ？」

悩んで、あたしに相談っすか・・・

「だって、ゲイのトモダチもけっこういんじゃん！詳しいかなって思ってさ」
「別に詳しくないよ。あのさ、好きになるのにオトコもオンナもないじゃん。っていうか、誰か好きになんのにいちいち相談しないっつ～の！」
「そっか？」
「単純なことでしょ？ヒトにとやかく言われることでもないし、好きなら好きでい～じゃん！相手がどう思うかは別にしてね」
「だよなぁ～」

納得したのかしてねぇ～のかわかんねぇ～けど、そ～いうことって誰かに話すとそんだけで楽になんだよね
あたしが酔い醒めたら、こんどはあいつ、急に酔いが廻っちまったカンジ
グダグダになっちまって、なんとか送り届けたわさっ
あぁ～重かった～