何のために働くのか

秋の夜長で、読書が進みますね。「何のために働くのか」北尾吉孝著を読みました。1日あれば読めてしまい、仕事をする意義について悟られています。人間の使命を見つけ出し、仕事の本質を見極めるにとても役に立ちます。

吉田茂元首相が国の最高学府を出て、公務員の最高試験に合格し、仕事がテレックスを大臣に渡すという仕事に不満を覚え、義父の牧野公に相談すると、「君は何を言っているんだ、国の最高機密を大臣よりも先に知ることができるだよ。」と諭され、考え改まったことなどどんな仕事にも意味があり、考え方で仕事に臨む姿勢も変わることが書かれていました。

また、ニッポン放送の株取得にライブドアの100対1の株式分割を巧みに使い、法律では罰せられないけれども道義的にやってはならないことや仕事に臨む倫理観を解いています。

新入社員や中堅でも働く目的が解らなくなった時や迷った時に読まれるのがいいでしょう。