年末、正月は御馳走が食卓に並びます。
カニは最高の御馳走です。
タラバガニなどは高くて
この時期の御馳走で頻繁には食べられません。
数日前、テレビで上海ガニのニュースをやっていました。
こちらも人気食材で中国では高級品です。
日本でも食べられますが
中国料理店に行かないと無理です。
日本で食べるためには輸入します。
上海ガニは日本では特定外来種に指定されています。
繁殖力が強く生態系に影響を及ぼすので
生きたままの輸入は禁止されています。
日本には上海ガニはいませんが
モクズガニが近くの川にいます。
モズクガニと上海ガニは
同属異種で同じではありませんが
日本では地方によって
色々な名前があって
よく食べられてる地域もあります。
愛知県では漁業権が設定されていないので
漁協がある場所でも、無い場所でも
禁漁区以外、無条件に捕獲できます。
車エビやアサリ、ばかがい等にある
大きさ制限もありません。
モクズガニの食べ方ですが
一番美味しいのがカニ汁だそうで
石臼に生きたままのカニを入れ
杵で細かく細かく突き砕いて
それをザルにとって汁を絞ります。
1度絞った身には
まだ旨さが残っていますので
身と同量の水を加えてもう1度縛ります。
そうして出てきた汁に具の秋ナスを入れ
醤油と砂糖を少し入れ鍋にします。
一番美味しいのは冬の初めで
このカニの汁に熱を入れると
カニの肉や肝や卵のたんぱく質が
団子のようにかたまるそうです。
知らないと汁を捨て身を
汁にしたりしてしまいます。
これは美味しくないそうです。
茹でる場合は
沸騰したお湯に入れると
手足が取れてしまいますので
生きたまま水から茹でていきます。
モクズガニは山奥に行けば行くほど
大きくなり、1ヶ月以上かけて
100キロも下って来るそうです。
ほとんどの人は
生きているモクズガニを
見たことが無いと思いますが
11月になると
昼間でも川を下るカニを見たりします。
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